ジャンプ『Dr.STONE』の後釜?『SAKAMOTO DAYS』一軍入りで看板作品に!

ジャンプ『Dr.STONE』の後釜?『SAKAMOTO DAYS』一軍入りで看板作品に!

ジャンプ『Dr.STONE』の後釜?『SAKAMOTO DAYS』一軍入りで看板作品に! (C)PIXTA

『週刊少年ジャンプ』ではここ最近、新たなヒット作が生まれておらず、今後を不安視する声も少なくない。しかしそんななか、2020年末に連載が始まったバトル漫画『SAKAMOTO DAYS』が“期待の新星”として輝き始めている。

掲載順が「ONE PIECE」を超えたことも…

「SAKAMOTO DAYS」は、引退した伝説の殺し屋・坂本太郎が裏社会の騒動に巻き込まれていく物語。爽快なアクションと圧倒的な画力によって、じわじわと人気を拡大してきた。

「ジャンプ」では掲載順が読者アンケートの結果で決まるといわれているが、最近の「SAKAMOTO DAYS」はまさしく絶好調だ。4月4日発売の18号では、劇場版効果で人気が爆発している「呪術廻戦」を上回り、掲載順2位に浮上。その前の17号でも表紙&巻頭カラーを飾っていた。

ほとんどの回が誌面の前半に掲載されるようになっており、新年1号では「ONE PIECE」より高い位置で掲載されたことも。あまりに好調なので、ジャンプ読者たちも《最近の掲載順くそ高いし、それに見合うだけの面白さがある》《もう認めなよ、JUMPの看板はサカモトデイズだってことを》《SAKAMOTO DAYSはもう看板でいいんじゃないか?》《いよいよSAKAMOTO DAYSが次のジャンプ看板漫画の空気を纏ってきた》と太鼓判を押している。

『SAKAMOTO』が次期看板となる予感

人気が上昇した理由として、ストーリーが盛り上がってきたことは確かだろう。日本殺し屋連盟に迫る「殺連編」では、老練の殺し屋・篁が大活躍。篁は作者のデビュー作である読み切り『骸区』の登場人物だが、そのキャラクター性で多くのファンを惹きつけていた。

また、現在描かれている「試験編」では、坂本たちが「殺し屋養成所」に突撃。個性豊かな新キャラクターとの戦闘や、意味深な過去エピソードも仄めかされている。掲載順が安定しているのも、当然と言えるだろう。

最近の「ジャンプ」では、アニメ化もされた長期連載『Dr.STONE』が完結を迎えたばかり。さらに『僕のヒーローアカデミア』や『ブラッククローバー』などもクライマックスに突入している雰囲気で、上位陣が一気に入れ替わりそうだ。そこで「SAKAMOTO DAYS」は、新たな看板漫画の一角となるかもしれない。

ちなみに、掲載順のワースト3は数週にわたって新連載『アヤシモン』『守れ!しゅごまる』『ドロンドロロン』に独占されている最中。最新号もドベは“いつメン”となっていたが、ここから浮上できる作品は出るのだろうか。

文=野木

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Kostiantyn Postumitenko / PIXTA