ラスボス対決に白銀の出番ナシ?『かぐや様』249話で気になる「10億円」の行方は…

ラスボス対決に白銀の出番ナシ?『かぐや様』249話で気になる「10億円」の行方は…

『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』25巻(赤坂アカ/集英社)

大人気ラブコメ漫画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の最新話が、4月7日発売の『週刊ヤングジャンプ』19号に掲載された。ラスボス・四宮黄光と和解を果たす展開となったが、主人公である白銀御行の影が薄いことにツッコミの声が上がっている。

※『かぐや様』最新話の内容に触れています

父・四宮雁庵の遺言状をめぐり、長兄・四宮黄光と対決中のかぐやたち。第249話『かぐや様は叶えたい』では、ついに遺言状を手に入れ、黄光一派を倒すことに成功する。

かぐやは失意の底にいる黄光と、初めて兄妹として話をすることに。今まで誰にも言ったことがなかった、「写真家」という夢を打ち明ける。そして自由さえ保証されるなら、四宮家の全権を黄光が握ってもいいと考えていることを語った。

これまでラスボスと目されていた黄光だったが、話し合いによって和解。その代わり、今度は自分のうまみがなくなった三男・雲鷹が、力ずくで遺言状を奪うような展開が描かれている。

雲鷹の裏切りはギャグっぽく描かれているため、今後の展開はまだ分からない。しかしそこで気になるのは、肝心の白銀がほとんど活躍していないことだ。

白銀の活躍シーンは描かれる?

主人公である白銀がかぐやを守るはずが、ここまでの存在感はかなり薄い。そのため、読者からは《ここ2週で会長が1コマも出てこないとは思わなかった》《会長何してんの本当。石上でさえ来てんのにさぁ》《昔は会長も決めるべきところでしっかり決める主人公だと思ったんだがなあ》といった不満が噴出している。

さらにやり玉に上がっているのが、「軍資金」の使い道。白銀は第239話において、次男・青龍から“手切れ金”の10億円をだまし取っており、それを元手にかぐやを取り戻す戦いを始めるはずだった。

しかしそれから今回のエピソードに至るまでの間、“かぐや奪還作戦”に10億円がつぎ込まれたようには到底見えない。多額の金を使った頭脳戦ではなく、かぐやの話し合いによって解決に進んでいるのが現状だ。

一部では《もう作者10億円のこと忘れてるだろ》といったツッコミの声もあるが、さすがにそこまで行き当たりばったりで描いているとも思えない。おそらくは今後の展開に関わってくるのだろう。白銀の見せ場はいつ始まるのだろうか…。

文=Tら
写真=まいじつエンタ