安室透を主役としたスピンオフアニメ『名探偵コナン ゼロの日常』(TOKYO MXほか)の第2話『TIME.2』が、4月11日に放送された。物語の随所に散りばめられた『ガンダム』関連の小ネタに、視聴者たちが大きな盛り上がりを見せている。
※『ゼロの日常』最新話の内容に触れています
今回描かれたのは、トリプルフェイスと称される安室が3つの顔を使い分ける姿。いつものように安室透として喫茶店でアルバイトをしていると、彼のスマートフォンに着信が入る。
“飛田”と表示された画面を見た安室は、仕事仲間の榎本梓に「急用が入ってしまって。この後、早退させてください」と伝える。どうやら飛田とは公安警察の部下・風見裕也の登録名だったらしく、彼と合流すると、悪漢を見事撃退してみせるのだった。
/#ゼロティー 第2話
順次放送・配信!
\名探偵コナン #ゼロの日常
➤第2話「TIME.2」
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TOKYO MXにて25:20〜
読売テレビにて25:59~
BS日テレにて明日4/12(火)24:30~Netflixにて明日4/12(火)~国内配信開始
※放送時間は予定です。都合により変更になる場合があります
(AS) pic.twitter.com/itSdDNWt2W— 名探偵コナン ゼロの日常【公式】 (@zerotea_file) April 11, 2022
第1話と同じく安室の魅力が詰め込まれていたが、視聴者は意味深な“飛田”という名前が気になってしまったよう。ネット上では、《風見が「飛田」なの細かいな》《風見さんの偽名が飛田なのは笑った》といった反響が相次いでいる。
「ガンダム」のオマージュネタ
ファンの間では有名な話だが、『名探偵コナン』の作者である青山剛昌はかなりの『機動戦士ガンダム』好き。安室透のネーミングもアムロ・レイと、その声優である古谷徹をオマージュしており、作品の随所にガンダムネタが散りばめられている。
今作「名探偵コナン ゼロの日常」もパロディーまみれとなっており、「ハロ」という名前の犬が登場。ご存じの通り、ハロといえば『機動戦士ガンダム』シリーズを代表するマスコットキャラクターだ。
そして本題は、今回安室と行動を共にした風見裕也という人物。こちらもガンダムへのオマージュとして登場したキャラクターであり、元ネタは『機動戦士Zガンダム』の主人公、カミーユ・ビダンだと思われる。
さらにそんな風見の偽名として登場した「飛田」という名前も、同じくガンダムネタ。何を隠そう、カミーユを演じている声優の名前が「飛田展男」なのだ。
ちなみにフルネームをそのまま拝借しているわけではないようで、原作の第1051話『不気味な牧場』では、風見がコナンたちに「飛田段六です」と名乗るシーンがあった。下の名前はカミーユ・ビダンの「ダン」、そしてZガンダムの型式番号「MSZ-006」にちなんだものだろう。
今後のアニメでは、どんなガンダムネタが披露されるのだろうか。
文=城門まもる
写真=まいじつエンタ