アニメ史上最も有名なセリフ?『ドラゴンボール改』51話でネット上が“クリリン祭り”に

アニメ史上最も有名なセリフ?『ドラゴンボール改』51話でネット上が“クリリン祭り”に

『ドラゴンボール 完全版』1巻(鳥山明/集英社)

大人気アニメ『ドラゴンボール改』(フジテレビ系)の第51話『悟空激怒の雄叫び! 間に合え…起死回生の願い!』が、4月12日深夜に再放送された。作中では「ドラゴンボール」史上、最も有名なセリフが登場し、ネットを上げてお祭り騒ぎとなっているようだ。

※アニメ『ドラゴンボール改』最新話の内容に触れています

渾身の力で放った悟空のかめはめ波に、真っ向から対峙するフリーザ。彼らの戦いは激しさを増していくが、ついにフリーザが優勢となり、悟空を溶岩に叩き落す。

そんな悟空のピンチに、居ても立っても居られずに勝負を挑む悟飯。フリーザも悟飯を倒そうと100%の力を開放したが、土壇場で水中から神々しい光と共に悟空が現れる。そして悟飯を宇宙船に戻らせると、ふたたびフリーザと対峙するのだった。

するとフリーザは挑発的な態度で、「木っ端微塵にしてやる。あの地球人のようにな」と宣戦布告。そこで悟空は「あの地球人のようにだと? クリリンのことか…」「クリリンのことかぁーー!!」と激昂する──。

幼少期から共に過ごしてきた相棒の死を、目の前で侮辱されたことで、悟空の怒りは頂点に。「ドラゴンボール」シリーズでも一二を争うほど有名なシーンだが、ついにその瞬間が再放送された形だ。

待ちに待った名ゼリフに歓喜!

今回のエピソードでようやく描かれた「クリリンのことか」だが、3月15日に放送された回でもその登場が期待されていた。悟空が初めてスーパーサイヤ人に覚醒するところで、このセリフを叫ぶと“記憶違い”していた視聴者が多かったのだ。

その後も引き延ばしめいた展開によって、放送のたびに視聴者から《今日も「クリリンのことか」じゃなかった…》などと悲しみの声が上がっていた模様。そんな寸止めを経て、約1カ月越しに待望のセリフに辿り着いたことになる。

念願のシーンが描かれたことで、ネット上では《「クリリンのことか」をようやく見れたwww》《テレビつけたら、ちょうど名台詞「クリリンのことか」で熱かった》《名シーン今日だった! あいかわらずの進みの遅さだったから忘れそうだった》《やっと「クリリンのこと」が聞けたからよし!》《やっと待ちに待った「クリリンのこと」来た。どれだけ待たされたことか(笑)》と大歓声が巻き起こっていた。

視聴者たちの熱狂は留まることを知らず、同日のツイッターで「クリリンのこと」というワードがトレンド入りするほど。放送から数十年が経った後の再放送にもかかわらず、現代でも旋風を巻き起こすとは、さすが伝説のアニメだ。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ