大人気ラブコメ漫画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の第252話『かぐや様は戻りたい』が、5月12日発売の『週刊ヤングジャンプ』24号に掲載された。その中で藤原が下ネタワードを連発する一幕があり、オタクたちに安心と興奮を与えている。
※『かぐや様』最新話の内容に触れています
これまで長らく描かれてきた四宮家の問題がようやく解決し、白銀御行と四宮かぐやもふたたび恋人同士に。そんなシリアスなストーリーを終えた直後、今回のエピソードでは久しぶりの日常回が描かれた。
かぐやがいない生徒会室で、落ち着いた時間を過ごす生徒会メンバー。そこで藤原は、かぐやがいるとできないことをしたいと言い出す。そして提案したのが、飲み会などで行われるというセンシティブな名前のついたゲームだった。
その名前の通り、小学生レベルの下ネタが飛び交う飲み会ゲームなのだが、他のメンバーはドン引き。しかし藤原だけは1人でヒートアップし、ルール説明としてひたすら下ネタを連呼するのだった。彼女が下品な言葉を発した回数は、わずか5ページで11回に及ぶ。
前回までの重い空気から一変したギャグ展開に、ネット上では《迫真の連呼で草》《この作品本当ひどいわ(褒め言葉)》《下ネタオンパレードの平常運転で安心した》といった声が相次いでいる。
日常シーンにそびえたつ象徴?
今回の藤原は自らを「清楚系」と表現していたが、実際は生徒会メンバーでも屈指の下ネタ要員。思い返せば物語の初期、第27話『かぐや様は堪えたい』でも似たような回があった。
それは飼い犬・ペスに仕込んだ芸を熱く語る藤原に、かぐやが笑いをこらえられなくなるという話だ。今回はお家騒動から解放されたかぐやが、ふたたび藤原の下ネタに手を焼いていたが、ある意味では原点回帰と言えるのではないだろうか。
また第188話『伊井野ミコは聞き出せない』では、大げんかする石上と伊井野に「しりとりカードゲーム」をするように提案。そこでもやはり、しきりに下品なワードを連呼していた。偶然かもしれないが、この回も波乱に満ちたストーリーの直後に描かれていたのが印象的だ。いわば藤原ワールドは、かぐやのみならず、生徒会メンバー全員の“帰る場所”となっているのかもしれない。
1話にしてすっかり日常ムードを取り戻した面々だが、今度は白銀の海外留学が迫っている模様。それぞれの関係は、どう変わっていくのだろうか…。
文=Tら
写真=まいじつエンタ