アニメ『ダイの大冒険』81話ヒュンケルの“安らかな眠り”にツッコミ殺到「どうせ生きてる」

アニメ『ダイの大冒険』81話ヒュンケルの“安らかな眠り”にツッコミ殺到「どうせ生きてる」

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 新装彩録版』25巻(漫画:稲田浩司、原作:三条陸、監修:堀井雄二/集英社)

人気アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(テレビ東京系)の第81話『ホワイトガーデンの決闘』が、6月11日に放送された。その中で描かれたヒュンケルの“死亡シーン”に対して、視聴者からツッコミの声が上がっているようだ。

※アニメ『ダイの大冒険』最新話の内容に触れています

王(キング)・マキシマムに追い詰められるも、突如登場したラーハルトによって窮地を救われたヒュンケル。最新話では、「鎧の魔槍」を元々の持ち主であるラーハルトに返却。そして傷ついた身体を横たえ、安らかな眠りにつくのだった。

別れ際、ラーハルトはヒュンケルに「さらば、友よ。安らかに眠れ」と声をかけ、彼の代わりにダイたちを助けることを約束する。その後、ヒムはラーハルトを見送るのだが、ヒュンケルの方を振り向くと、ぎょっとしたような表情に。そして後から駆けつけたクロコダインたちに、「静かにしろよ…今、こいつは初めて安らかに眠っているんだ…生まれて初めて、戦いも宿命も忘れて」と、ヒュンケルが死亡したかのように語る…。

一連のシーンではバックに物悲しいBGMが流れ続けており、完全に死んだかのような雰囲気。しかし、ほとんどの視聴者は、死亡シーンを素直に受け止めてはいなかったようだ。ネット上では、《ヒュンケル、どうせ生きてる》《ヒュンケルそれでも死んでないやろ感》《ヒュンケルの死んだ詐欺きたな》《ヒュンケルだから死んでないんだろうなぁ…》といったツッコミが巻き起こっていた。

「死んだ感が足りない」という意見も

というのも、ヒュンケルはこれまでもたびたび死亡したかのようにみせかけて、不死鳥のように蘇り続けてきた前科がある。たとえば序盤でダイたちと戦闘した際には、フレイザードの策略によって、溶岩に全身が浸かるという衝撃のシーンが。自分を犠牲にしてダイたちを助けた…という演出があったものの、平然と生き延びていた。

その後も“実は生きていた”展開を繰り返し、現在の安らかな眠りに至ったため、視聴者たちが真に受けないのも当然かもしれない。

また、視聴者の反応にはアニメ版の演出が関係している可能性も。原作ではこのシーンのヒュンケルは、『あしたのジョー』のラストのように、“真っ白に燃え尽きた“様子が描かれていた。そのため、当時の読者にとってはかなりのインパクトがあったという。だが、アニメ版では眠っているだけのようにも見える絶妙な描き方で、《死んだ!?感が原作より薄いな…》《原作より燃え尽きてる感は少ないかも》といった指摘も上がっている。

アニメにおいて“不死身の男”は、どのような活躍を見せるのか。最後までしっかり見届けてあげてほしい。

文=Tら
写真=まいじつエンタ