ジャンプ打ち切りレースに新メンバー加入!? 中堅漫画『アンデラ』が大ピンチ

ジャンプ打ち切りレースに新メンバー加入!? 中堅漫画『アンデラ』が大ピンチ

ジャンプ打ち切りレースに新メンバー加入!? 中堅漫画『アンデラ』が大ピンチ (C)PIXTA

毎週、一部の漫画ファンたちを釘付けにしている『週刊少年ジャンプ』の打ち切りレース。6月13日発売の「ジャンプ」28号では、予想外の作品に“生き残りフラグ”が立ったようで、SNSなどでは驚きの声が相次いでいる。

『ドロン』は寿命が少し伸びただけ?

読者を驚かせたのは、大須賀玄の妖怪バトル漫画『ドロンドロロン』。妖怪を討伐する侍・佐々木ドラと、優しい心を持つ妖怪クサナギがタッグを組み、悪しき妖怪に立ち向かう…という作品だ。

ここ数話では強敵とのバトルが展開しており、完結を匂わせる要素もあったのだが、最新話にあたる第26話『本当の友達』に“完”の文字はなし。それどころか掲載順はドベではなく、後ろから数えて3番目に位置している。

まさかの生存ルートが見えてきたことで、《ドロンドロロンが生存したのちょっとした大穴やで》《ドロンのみギリ生存、連載前は予想できなかった》《ドロン…おまえ生き残ったのか…》《お? これは打ち切り回避コースか?》と意表を突かれる人が多かったようだ。

というのも、掲載順が低い作品から打ち切られていく「ジャンプ」において、「ドロンドロロン」は巻末付近の常連。同時期に連載が始まった『アヤシモン』『守れ!しゅごまる』と合わせて、“ドベ3”と揶揄されていたほどだ。

そして「ジャンプ」26号と27号にて、「アヤシモン」と「守れ!しゅごまる」が立て続けに終了したばかり。次は「ドロンドロロン」の番だと予想されていたが、首の皮1枚つながったのかもしれない。

『アンデラ』の掲載順がヤバい…?

今号の掲載順についてあらためてまとめると、もっとも後ろに掲載されたのは戸塚慶文の『アンデッドアンラック』。続いて後ろから2番目は、今年2月から始まった神海英雄の最新作『地球の子』。そして3番目に「ドロンドロロン」という並びだ。

「アンデッドアンラック」と「地球の子」については、“ドベ3”の一角よりも下ということになるため、かなり危険なポジションだろう。特に「アンデラ」は表紙と巻頭カラーを何度も飾ったことがあり、一時期は中堅漫画として「ジャンプ」を支えると期待されてきた作品。

固定ファンも多い印象だったが、まさかのドベ1を踏むことになり、《アンデラまじでヤバいな…。円満終了できれば御の字と思ってたけど、それすら厳しそう》《最初から読んでたけど途中で話がわけわかんなくなって脱落しました…》《前のアンデラドベはすぐ巻頭来たからあんまり気にならなかったけど、今回のは本気でやばそう》《このタイミングはマズくない? ループして『俺たちの戦いはこれからだ』ENDになりそうで怖い》と戦々恐々とする読者も多い。

ただ、最近の「ジャンプ」では主力連載陣に空席が出るという追い風も吹いている。現在は『ブラッククローバー』が約3カ月の長期休載中で、30号からは『ONE PIECE』が1カ月休載する予定。打ち切りとは関係なく、完結が近そうな作品もあり、連載陣の入れ替わりはあまり起きないかもしれない。

打ち切りレースの行方に、ますます注目が集まりそうだ。

文=野木

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