6月28日に行われた『ニンテンドーダイレクト』内で、大ヒットゲーム『NieR:Automata』(ニーア オートマタ)のニンテンドースイッチ版が発表された。しかし、ニンテンドースイッチのスペックを信じていないユーザーは多く、グラフィックなどの品質低下が心配されている。
完全版が『スイッチ』で発売
「ニーア オートマタ」は、2017年にスクウェア・エニックスがPlayStation 4向けにリリースしたアクションRPG。その後、PC版なども発売され、世界累計出荷数とダウンロード販売本数が合計650万本を超えるほどのヒット作となった。
今回発表されたニンテンドースイッチ版『Game of the YoRHa Edition』は、ダウンロードコンテンツや特典をあらかじめ含んだ特別バージョン。新規ユーザーでも、「ニーア オートマタ」の全コンテンツを遊べるようになっている。
#NintendoSwitch 『 #ニーアオートマタ ジ エンド オブ ヨルハ エディション 』の2022年10月6日(木)発売が決定いたしました。
本日の #NintendoDirectJP で放送された
📺紹介映像はこちらhttps://t.co/gMBWJZgjB5#NieR #ニーア pic.twitter.com/Ncd3jAsja0— NieR公式PRアカウント (@NieR_JPN) June 28, 2022
いくつもの賞を受賞した名作の移植とあって、ユーザーからは喜びの声があふれていると思えば、意外にもそうではない様子。ネット上では《Switchのスペックでちゃんと動くの?》《え、ニーアSwitchくんのスペックで動くんですか…?》《ニーアのグラフィックと操作性、switchのスペックで再現できるんかな…》といった声が上がっていた。
この時代に30fpsが限界?
ニンテンドースイッチは据置きと携帯ゲーム機のハイブリッドであることから、スペック的にはPS4と大きな差があると言われてきた。そして「ニーア オートマタ」は、そもそもPS4向けに制作されたソフトなので、品質を落とさずに移植できるか不安を抱いてしまうのも当然だろう。
気になる品質について、6月28日には「NieR」シリーズの公式PRアカウントが直々に説明。そのツイートによると、解像度はTVモードで1920×1080、テーブルモード/携帯モードでは1280×720。そして画面の滑らかさを示すフレームレートは、30fpsになるという。
それに対してPS4版の「ニーア オートマタ」は、もともと解像度1600×900の60fpsと発表されていた。しかしより高性能なPS4 Pro版は1920×1080の60fpsで、PC版では2021年7月にテクスチャーの4K対応と60fps動作を安定させるアップデートが実施されている。
そうした数字を見てみると、ニンテンドースイッチ版のプレイ感がどうなるのか不安になってしまうのは否めない。しかしそのあたりをすでに割り切っているファンも多く、30fpsの発表について、《思ったよりも良かった》《割と頑張ったなって感じ これが限界でしょ》と温かく受け止める声も。
結局のところ、細かなグラフィックの違いにこだわるのはやり込み系のゲーマーだけなので、一般層には爆売れするかもしれない。
文=「まいじつエンタ」編集部
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