『にじさんじ』郡道美玲なぜか炎上! 2600万円着服騒動で『ホロライブ』ファン激怒

『にじさんじ』郡道美玲なぜか炎上! 2600万円着服騒動で『ホロライブ』ファン激怒

『にじさんじ』郡道美玲なぜか炎上! 2600万円着服騒動で『ホロライブ』ファン激怒 (C)PIXTA

先日発覚した「大阪バレーボール協会」の2,600万円着服騒動で、なぜか『にじさんじ』所属のVTuber・郡道美玲が巻き添えに。客観的に見れば正論を言っていたようにも見えるが、『ホロライブ』のファンを怒らせてしまったようだ。

誰も幸せにならないレスバトルが勃発

発端となったニュースは、先月「大阪府バレーボール協会」の会計担当理事が、約2,600万円を着服していたというもの。着服した金銭は、主にYouTubeの投げ銭機能“スーパーチャット”に使われたのだという。

これを受けて郡道は、自身のツイッターで《YouTubeだと複垢作らない限り1日MAX赤スパが5万円で365日×5で年間最大1825万使える》などと解説。VTuberという界隈で活動する者として、スーパーチャットの文化には深い理解があるようだ。

しかしその一方で、とあるユーザーが呟いた《こんだけ赤投げられるのはホロのイメージあるけど》というツイートに、郡道は《わかる 50代のおじさんがターゲット層である女性のにじさんじはほぼ毎日配信してる人いないので、他な感じがある》と反応。これが「ホロライブ」のイメージを下げる行為として、一部でヒンシュクを買ってしまった。

郡道はもとより信念の強いVTuberなので、見当違いな意見を寄せてくるツイッターユーザーとのレスバトルに発展。たとえば引用ツイートで《上場企業が競合他社にヘイト向けてんのやばすぎ》などと批判されれば、すかさず《ヘイト向けてる???? 何で????????》と疑問をぶつけていた。

スパチャをめぐる議論の争点

どうやら争点は、郡道の発言が「ホロライブ」をイメージ低下させているかどうか、という点らしい。本人のツイッターに突撃してまで批判している人々の言い分によれば、なんの根拠もなく「着服した金で『ホロライブ』VTuberにスーパーチャットを送っていた」という風説を流すことは、営業妨害や名誉毀損になるのだという。

しかし郡道は、それをまったく認めていない。『劇団四季』のたとえ話を繰り出し、もし横領していた人間が「劇団四季」にお金を使っているという報道があっても、名誉毀損にはならないと主張していた。

たしかにスーパーチャットとして投げられたお金が何であっても、もらう側にはなんの罪もない。さらに言えばスーパーチャットに課金すること自体も全く悪いことではなく、問題なのは「会計担当理事が約2,600万円を着服した」という一点のみだ。

ところが着服したお金の使い道を“分析”しただけで、ネガティブキャンペーンと捉えられてしまったため、郡道には受け入れがたかったのだろう。

ただ、それはそれとして、日本バレーボール協会の不祥事と「ホロライブ」を結びつける言動が、ファンにとってシンプルに不快だったとしてもおかしくはない。「ホロライブ」ファンはあれこれ理屈を付けるのではなく、ストレートに感情論で訴えていれば、レスバトルの勝敗も変わっていたかもしれない…。

文=大上賢一

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