人気VTuber事務所『にじさんじ』の新人として、「VOLTACTION」(ヴォルタクション)という4人グループがデビュー。7月16日の初配信をめぐって、先輩ライバーとの“ニアミス”が生じてしまい、運営に対する不満の声が上がっていた。
先輩ライバーの誕生日と丸かぶり
「VOLTACTION」は風楽奏斗、渡会雲雀、四季凪アキラ、セラフ・ダズルガーデンの4人からなる男性ユニット。それぞれは“裏社会”出身とのことだが、そこで培った能力を活かして人々を幸せにすることを目的に、「にじさんじ」の門を叩いたのだそう。
そんな4人の門出に際して、オリジナル曲として「インレイド」が公開。7月11日~17日の期間には渋谷駅内で広告が貼りだされるなど、大々的なアピールが行われている。
【VOLTACTION 本日デビュー!🎉】
新規デビューユニット「VOLTACTION」として、新たに4名がにじさんじライバーとしてデビュー!
本日7/13(水)より活動開始いたします!詳細はこちら!▽https://t.co/fdjKCpq4rU#VOLTACTION #ヴォルタ #にじさんじデビュー pic.twitter.com/GKRPZrLfyy
— にじさんじ公式🌈🕒 (@nijisanji_app) July 13, 2022
そして7月16日に初配信を行うことになったが、ここで1つ問題が。「にじさんじ」の先輩VTuberである勇気ちひろの誕生日と、日程が丸かぶりしてしまったのだ。
おそらく初配信の日程は本人たちではなく、「にじさんじ」運営による采配だろう。しかし勇気は7月12日に行った配信で、そうした判断について運営をチクリと批判。後輩のデビューを「喜ばしいこと」と歓迎し、「新人さんは何も悪くない」と丁寧なフォローを行いながらも、「あんまり言いたくないけど、普通に悲しかった」と不満を漏らしていた。
うっかりするとまたもや大騒動に?
推しVTuberの誕生日は、ファンにとってきわめて重要なもの。当初は勇気が誕生日配信をズラすような気配もあったため、運営に対して、《誕生日当日にお祝いできないの、普通に悲しい…》《ちーちゃんの誕生日にお披露目配信全被ししてくるのは、えにから嫌だなって思う》《せめて1日ずらすとかしろや》《しょうがないのかもしれないけど、こういうリスナーの気持ちは運営は汲んでくれないんだな、そりゃそうだよね…っていう残念な気持ち》といった意見が飛び交っていた。
とはいえ、今や「にじさんじ」はかなりの大所帯。ライバーの総数は100名以上に及んでおり、それぞれに誕生日が存在するため、完璧にかぶりを避けた日程調整は難しいのかもしれない。
それでも1つの事務所である以上、新人と古参の間に溝が生まれることはリスクが高い。2020年には、金魚坂めいろと夢月ロアによるトラブルを解決できず、双方が不幸になる展開を迎えていた。
「にじさんじ」運営には過去の教訓を生かして、ライバーたちに軋轢が生じることを回避してほしいところだ。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
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