ドラマ版『DEATH NOTE』大コケ確定!?『ストレンジャー・シングス』も不安要素に…

ドラマ版『DEATH NOTE』大コケ確定!?『ストレンジャー・シングス』も不安要素に…

ドラマ版『DEATH NOTE』大コケ確定!?『ストレンジャー・シングス』も不安要素に… (C)PIXTA

累計発行部数3,000万部を超す大ヒット漫画『DEATH NOTE』。これまで幾度となく映像されてきた同作だが、Netflix製作でハリウッドでの実写ドラマ化も決定している。しかしそのプロジェクトの先行きに、不安を隠しきれないファンも多いという…。

新生「DEATH NOTE」の懸念点

実は「DEATH NOTE」がハリウッドで実写化されるのは、今回が2回目。2017年にもNetflix製作で映画化されていたが、こちらはLがタトゥーだらけの黒人俳優に変更されるなど、オリジナル要素が多かったため、ファンからの評価は散々だった。

今回は2017年版とは関係のない完全新作とのことなので、Netflixとしては今作こそリベンジに成功したい、といったところだろう。さらに監督を務めるのは、世界的ブームを巻き起こした連続SFミステリードラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のダファー兄弟だ。

しかし映画ファンの間では、早くも作品の出来を不安視する声も。1つは「ストレンジャー・シングス」最新シリーズの出来が賛否両論だった点、2点目はNetflixのポリコレ配慮が厳しすぎる点が原因となっている。

成功するとは思えない2つの要素

「ストレンジャー・シングス」は、Netflixで配信されているSFホラードラマ。言わずと知れた世界的な大ヒット作で、数々の受賞歴やノミネート歴がある。その人気から、現在はシーズン4までが公開されているところだ。

しかし長期シリーズの宿命か、登場人物が増えすぎたせいで収拾がつかず、群像劇として失敗しているという評価も。そして「DEATH NOTE」も夜神月を中心としつつ、数多くの登場人物の思惑や信念が交錯する、複雑なドラマが見どころとなっている。「ストレンジャー・シングス」の二の舞になる可能性は否定できない。

また、Netflixはポリコレ規制が激しく、各方面から文句がつかないように原作の持ち味を大きく削ってしまうことで有名。過去作の“黒人L”のように、設定の変更があるかもしれない。そもそも「DEATH NOTE」は過激な表現や強烈な思想がてんこ盛りの作品なので、なおさら改変には不安が募る。

もちろん時代の制約があるからといって、失敗するとはかぎらないだろう。各方面に配慮した上で、「政治的に正しくも面白いDEATH NOTE」を見せてくれることを期待したい。

文=富岳良

【画像】

Benzoix / PIXTA