ファンの間で盛んな考察が行われていることでお馴染みの、藤本タツキによる漫画『チェンソーマン』。8月3日に『少年ジャンプ+』で公開された第101話『放課後デビルハンター』では、とあるコマに思わせぶりな描写が仕込まれており、新たな説が浮上している。
※『チェンソーマン』最新話に触れています
自分の居場所がない学校生活に少し変化が生じ、ユウコという友人を手に入れた三鷹アサ。今回は悪魔を探すという名目で、放課後に2人で街へと繰り出すのだった。
そこでお喋りに花が咲いた2人は、お互いに「悪魔に親を殺された」という境遇が共通していることに気づく。そして一層友情が深まった…と思いきや、「戦争の悪魔」=ヨルからの邪悪な提案や、突如現れた脅威によってほのぼのとした日常が終わってしまう──。
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『チェンソーマン』
最新第101話「放課後デビルハンター」
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第1部の序盤で登場した最初のボス「コウモリの悪魔」がふたたび姿を現し、物語が盛り上がってきた印象。その一方で、読者の目を奪ったのはアサとヨルの会話シーンだった。白熱した言い争いの最中に、彼女たちをじっと食い入るように見つめているネコの姿が描かれているのだ。
新生「支配の悪魔」の目的は?
実は、アサの動向を小動物が監視しているような描写は、今回が初めてではない。第99話でも、3羽の鳥に視点を寄せるような意味深なコマが存在する。
思い起こせば、第1部に登場した「支配の悪魔」は小動物を介して情報収集する力があった。ネズミや鳥などを使い魔のように支配することで、怪しい動きをする人間をマークしていたのだ。
第2部の小動物も、同じように「支配の悪魔」絡みだと捉える人が多いようで、ネット上では《支配の悪魔がアサのこと見張ってる?》《毎回鳥や小動物が描かれてるの不穏すぎる。支配の悪魔に監視されてるじゃん…》といった声が相次いでいる。
現在の「支配の悪魔」はナユタとなっており、デンジの仲間となっているはず。「戦争の悪魔」はデンジを狙っているつもりだが、すでにその動きは筒抜けとなっているのかもしれない。だとすれば、ファンが熱望しているデンジの再登場もそう遠い日ではないのだろうか。
なお、ヨルはアサの中に存在するため、会話シーンはモノローグであり、盗聴できないという指摘も存在するようだ。しかし2人が議論している最中には、通行人が物珍しげな目線を向けていたので、おそらく客観的に見るとアサは実際に声を出しているのだろう。そこではハッキリと「戦争の悪魔」という名前も出していたので、もしナユタが見張っていたとすれば、確実にしっぽをつかまれそうだ。
さまざまに絡み合う伏線が、どのように回収されていくのか。伏線回収とデンジの再登場に期待したい。
文=野木
写真=まいじつエンタ