アニメ『チェンソーマン』マキマだけ解釈違い? 声優・楠木ともりに寄せられる不評…

アニメ『チェンソーマン』マキマだけ解釈違い? 声優・楠木ともりに寄せられる不評…

『チェンソーマン』11巻(藤本タツキ/集英社)

今年10月より放送される予定のTVアニメ『チェンソーマン』だが、はやくも原作ファンの間では不安要素が生まれつつある模様。8月5日に主要キャラクターの担当声優が明かされたのだが、マキマ役・楠木ともりが賛否を呼んでしまったのだ。

解釈違いを訴えるファンたち

「チェンソーマン」は、フリーのデビルハンターとして孤独な人生を送っていたデンジが、とある事件をきっかけに、公安対魔特異4課で働き始める物語。マキマはその組織の上司にあたり、作中の第1話から登場する重要人物となっている。

そんなマキマを演じるのが、ソニー・ミュージックアーティスツに所属する22歳の若手声優・楠木ともり。『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の優木せつ菜役などの代表作をもち、オタク界隈ではかなりの人気を誇っているが、世間的な知名度はあまり高くないフレッシュな立ち位置だ。

キャスト公開と同日に公開されたPVでは、さっそくマキマのセリフが収録されており、その演技をチェックすることが可能。かわいらしい声質を活かした、魅力的な演技を披露している。

しかしこのキャスティングに対して、原作ファンからは《マキマの声イメージとマッチしないな》《マキマもっと大人っぽい声が良かったよ…》《マジでマキマの声納得いかない。全然声質からして合ってないじゃん。なんでこの人になったの?》《ごめんやっぱマキマさんの声は解釈違いだ》といった声が巻き起こっている。

事務所絡みの邪推も広がる

マキマは見た目こそ可憐な女性だが、どこか得体の知れない部分があり、一筋縄ではいかないキャラクター。“萌え”の気配を感じさせるかわいらしい声質が、解釈違いだという反応を招いてしまったのかもしれない。

また、さらに過激な人々からは、《声優にソニーミュージックのゴリ押しを感じる》《ゴリ押しソニー枠に屈してんじゃねえよタツキ》《マキマの声優事務所のごり押しだろ…》《マキマさんの声優、事務所のゴリ押しとかだったなら嫌だな》といった疑いも。

実は今回発表されたキャストの内、マキマ役の楠木と主人公・デンジ役の戸谷菊之介はソニー・ミュージックアーティスツに所属している。売り出し中の若手声優が2人抜擢されていることで、不信感が生まれてしまったのだろう。

とはいえ、ゴリ押し云々に根拠があるわけではなく、楠木はもともと「チェンソーマン」のファンだったことを公言している。8月5日放送の特番では、「原作読んでる時からマキマが大好きすぎて、自分の思い描くマキマをとにかく表現しようというところ」とも熱弁しており、やる気は十分といった印象だ。

気迫の演技によって、現在の評価をひっくり返してくれることを期待しよう。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ