アニメ『ONE PIECE』に女性ファンガッカリ? ローの「キッド」呼びが原作改変…

アニメ『ONE PIECE』に女性ファンガッカリ? ローの「キッド」呼びが原作改変…

『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)

さまざまな原作改変が行われていることでお馴染み、アニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)。9月4日に放送された第1031話『ナミ絶叫 絶体絶命デスレース!』では、トラファルガー・ローの“セリフ”が改変され、女性ファンを落胆させているようだ。

※アニメ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています

今回放送されたエピソードでは、原作100巻に収録された第1011話『あんこの仁義』を映像化。前半はドクロドーム屋上で繰り広げられるルフィと四皇・カイドウの戦い、後半では鬼ヶ島城内でのお玉とビッグ・マムの再会が描かれている。

そして問題のシーンが描かれたのは、前半のドクロドーム屋上でのこと。ユースタス・キッドの身に異変が起こり、「ジキジキの実」の能力で捕まっていたビッグ・マムの手下・ゼウスが解放されることに。それを見たローは、「ユースタス屋の力が弱まった」と呟いていた。この何気ないシーンこそが、原作から改変された部分だ。

腐女子“絶望”の原作改変

ローといえば、相手の名前を「ユースタス屋」「麦わら屋」などと、“屋”を付けて呼ぶことでお馴染み。しかし原作では、このシーンだけ唯一の例外で、「キッドの力が弱まった」と普通に名前で呼んでいる。

この描写から、想像力のたくましい読者たちは、ローがキッドを特別視していると解釈。心の中で「キッド」と呼んでいたのが、表に漏れてしまった…という世界観が出来上がっていたのだ。

ところがアニメでは、そんな貴重なセリフが何の変哲もない「ユースタス屋」に修正されてしまうことに。一部のファンたちは、《ローくん「ユースタス屋」って呼んでる。何気にキッド呼び楽しみにしてたんだけどな》《なんでアニメでは「ユースタス屋」なんだよ》《キッド呼び聴きたかったな…》《原作は俺らの妄想の行く先だったのか》《地味にローのキッド呼び楽しみにしてたのに、ユースタス屋になってて泣いた》と落胆を隠せなかったようだ。

小さな変化ではあるものの、ローのセリフ改変は女性ファンにとって大きな問題。キッドとローの関係性に大きく関わってくる描写だ。

アニメによって描写が盛られ、ますますアイドル的な人気が過熱するキッド・ロー・ルフィの「3船長」。今回失望させてしまった分、アニオリでサービスを盛り込んでほしいところだ。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ