ジャンプ“ジェネリックハンタ”に打ち切り危機?『ALIENS AREA』に暗雲…

ジャンプ“ジェネリックハンタ”に打ち切り危機?『ALIENS AREA』に暗雲…

ジャンプ“ジェネリックハンタ”に打ち切り危機?『ALIENS AREA』に暗雲… (C)PIXTA

9月20日発売の『週刊少年ジャンプ』42号で、那波歩才による連載『ALIENS AREA』の掲載順が最下位に。『HUNTER×HUNTER』を髣髴とさせるシーンも描かれ、物語が盛り上がり始めているが、厳しい状況が続いている。

※『エイリアンズエリア』最新話に触れています

「ALIENS AREA」は、6月6日に発売された「ジャンプ」27号からスタートしたSFバトル漫画。異星人に脳をいじられた主人公・立浪辰己が、異星人を取り締まる警視庁公安部の秘密組織「外事第5課」(外5)で活躍する姿を描く。

直近の展開では、異星人に捻れた恨みを持つ組織「A3」の存在が明らかに。「A3」の人間の手で、辰己の目の前で犠牲者が出てしまう。そして最新話である第15話『会議だョ!全員集合!』では、「A3」捜査の是非を問うための会議が開催。辰己の上司・写楽一を含む、外5に属する各班長たちが集結した。

事件がどんどん大きくなり、辰己の出自に迫るエピソードも描かれるなど、謎が謎を呼ぶ展開に。だが、盛り上がるストーリーをよそに掲載順は最下位だ。先週もワースト2だったため、なかなか低迷状態から抜け出せなくなっている。

ファンたちにとってもショックが大きいようで、《まじでエイリアンズエリアは面白さと掲載順が比例してない》《こんな面白いのに掲載順1番下ってマジ?》《オモロくなってきたやん!って思ったら掲載順が最後でちょっとビックリ》と驚きの声が上がっていた。

「代替ハンタ」としての需要

また、ストーリーとは別に、現在休載が続いている『HUNTER×HUNTER』を脳裏に浮かべながら楽しむ読者も増えている模様。骨太な作画や能力バトルの側面もそうだが、今回描かれた会議で班長たちが並んだ見開きが、より「HUNTER×HUNTER」ライクな印象を強くしたらしい。

そのため、《今週のエリエリ、ハンターハンター読む感覚》《外5の班長たちはハンタのモブのお偉方にいそうなデザインだな…って印象が否めない》といった感想もチラホラ。休載が続いている今、同作で物足りなさを満たす読者もいるのかもしれない。

ところで「HUNTER×HUNTER」といえば、11月4日に約4年振りとなる新刊37巻が発売されると発表されたばかり。それに伴い、連載再開も近いとファンの間でウワサされ始めている。

ただ、そうなると、「HUNTER×HUNTER」ファンからの需要が“本物”によって満たされてしまう可能性も…。早いうちにオリジナリティのある展開でブレイクする必要がありそうだ。

文=野木

【画像】

Koldunov / PIXTA