音楽ユニット『浦島坂田船』台風でのライブ開催に批判の声「なぜ決行した?」

(C)Josep Suria / Shutterstock 

男性音楽ユニット『浦島坂田船』が9月23日、記録的な大雨で災害に見舞われている静岡でライブを決行。その後の対応に、ネット上で賛否の声が上がっている。

同ユニットは主にニコニコ動画やYouTubeで活躍しており、うらたぬき、志麻、となりの坂田、センラの4人から構成。全員が生放送を行う〝生主〟出身の歌い手となっている。

2018年に発表した5枚目のアルバム『V-enus』で54,399枚を売り上げ、『オリコン』、『Billboard Japan』の両音楽チャートで首位を獲得。さらに21年に発表したアルバム『L∞VE』も両チャートで再び首位を獲得した。

今回、ライブは静岡県袋井市にある体育館『エコパアリーナ』で開催。およそ6,000人の観客が訪れたが、午後7時に終了後、大雨の影響でおよそ1,000人が帰宅できず、施設内で待機する事態となった。

「午前1時の時点でアリーナの駐車場には100人ほどが雨の中、タクシーを待ち続けていました。アリーナに泊まることもできましたが、どうしても帰宅したいという人は6時間以上もタクシーを待ち続けたようですね。初日は予定通り開催されましたが、2日目には静岡県袋井市全域に緊急避難指示が発令。公共交通機関の乱れや、静岡県内高速道路の通行止めが行われていることから、中止となりました」(音楽ライター)

ライブ中止の対応にファンが感涙

1日目のライブ終了後、ネット上では

《エコパ、外は暴風雨で超ヤバかった。こんな状況でなぜライブを決行したのか理解に苦しむ》
《中止にするとキャンセル料がかかるから簡単にはやめられないんだろうけど、さすがにあの天候じゃ無理でしょう》
《掛川駅も水没してた。道路もあちこちで冠水してるし、いくら待っていてもタクシー来ないだろうな…》
《台風が直撃するっていうのになぜ開催した? 矢沢永吉が悪しき前例を作ってしまったんだな》

などと、大ブーイングが吹き荒れていた。しかし一方、2日目のライブを中止にし、当日は生配信という形で中止についての詳細を説明する形をとったことで、ファンからは

《今回の配信で、ますますライブが楽しみになりました。それまで妄想を膨らませつつ、待ちたいと思います!》
《本当にファン想いの皆さんの気持ちがひしひしと伝わってきました! ありがとうございます》
《報告ありがとうございます! 少しずつ前向きに進もうとしてる姿勢が本当に好きです》
《それぞれの想いを文面じゃなくて言葉でしっかり伝えてくれて、今後形に変えて届けてくれるところが素晴らしいと思います!》
《誰がなんと言おうと皆さんの行動は素晴らしかったですし、crewの誰一人も皆さんのことを非難する気はありません。リベンジ待ってます!》

など、称賛の声が上がっている。

『浦島坂田船』はファンである〝crew(クルー)〟から温かい目で見守られているようだ。

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