今や飛ぶ鳥を落とす勢いで、世界の覇権となりつつある人気VTuberグループ『ホロライブ』。11月1日、そんな同グループを題材とした漫画『ホロックスみーてぃんぐ!~holoX MEETing!~』の連載が開始された。しかし漫画界への進出については、今のところ前途多難のようだ…。
少年漫画の殿堂にVTuberが進出
同作は、「ホロライブ」6期生にあたる「秘密結社holox」の5人を主人公としたコメディ作品。“世界征服”を目論む彼女たちが、VTuberとしてデビューするまでの軌跡が描かれるという。
配信媒体は、今もっとも多くの漫画をヒットさせていると言っても過言ではない『少年ジャンプ+』。第1話では、「秘密結社holoX」の内定を受け取った沙花叉クロヱが、総帥であるラプラス・ダークネスと出会う様子が、ハイテンションで描き出されている。
『#ホロライブ』公式が描く「#秘密結社holoX」デビューまでの軌跡!!
人気VTuberユニット「秘密結社holoX」×ジャンププラス
奇跡のコラボでお届けするわちゃカワコメディ#ホロックスみーてぃんぐ 第1話が遂に本日更新!ラプラスとクロエの出会いとは…!?https://t.co/GtVk0lgJiK
— 少年ジャンプ+ (@shonenjump_plus) November 1, 2022
「ジャンプ+」と「ホロライブ」という異色のコラボが実現したことで、VTuberファンたちは大いに盛り上がっている模様。しかしオタク界隈ではVTuberと聞くだけで拒絶反応を示すような“アンチ”も少なくない。
結果として、「ジャンプ+」のコメント欄やSNSは大荒れ。《ジャンプにまでVTuberの波が…》《お呼びじゃないです》《ジャンプラ最近迷走してないか?》《個人的にジャンプ+にVTuberはいらないわ…内容も完全に内輪受けだし》《絵がホントの絵になってて草》といった意見が上がっていた。
VTuberは漫画ファンに受け入れられるのか
『週刊少年ジャンプ』本誌とは若干毛色が違うものの、「ジャンプ+」も少年漫画が好きな読者層が集まる媒体。「ホロライブ」のVTuberを題材とした作品が連載されることに、抵抗感があるという人がいてもおかしくはない。
とはいえ、PVだけで見れば、今のところ「ホロックスみーてぃんぐ!」はかなり好調な滑り出し。曜日別のランキングでは、大人気作品『ダンダダン』に続く2位の位置につけており、公開から1日で80万PVを突破。ちなみに読者からのコメント数は2倍の差をつけて「ダンダダン」を上回っている。
また、「ホロライブ」に並ぶ人気VTuberグループの『にじさんじ』も、近頃漫画業界への進出を進めている。10月28日に発売された『別冊コロコロコミックSpecial』12月号では、「にじさんじ」の葛葉、壱百満天原サロメ、花畑チャイカの3人が登場するコラボ漫画が掲載。「コロコロ」×VTuberという未曽有のコラボが実現し、話題を集めていた。
本日発売の別コロ12月号で、「コロコロ」×「にじさんじ」奇跡のコラボ!
超人気VTuber「葛葉」「壱百満天原サロメ」「花畑チャイカ」がまさかのギャグ漫画化!
こんな動き、こんな顔、普段の配信じゃ見たことない!
その1部を大公開しちゃうぜ!#コロコロ #にじさんじ #葛葉 #サロメ #チャイカ pic.twitter.com/gTUeZghMi3— コロコロコミック【公式】 (@corocoro_tw) October 28, 2022
いくらそよ風程度の逆風が吹いたとしても、VTuberの漫画界進出はますます活発になっていきそうだ。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
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