アニメ『名探偵コナン』最悪のブラック企業ふたたび…「事件の影にチーター便」

アニメ『名探偵コナン』最悪のブラック企業ふたたび…「事件の影にチーター便」

『名探偵コナン』102巻(青山剛昌/小学館)

『名探偵コナン』の世界にはさまざまな架空の会社が登場するのだが、その中にはとんでもないブラック企業も。11月5日放送のアニメ第1062話『雨と悪意のスパイラル』には、作中にてたびたび事件と関わりを持つ“運送会社”が登場し、話題を呼んでいる。

※アニメ『名探偵コナン』の内容に触れています

ある日、コナンたち「少年探偵団」が河川敷でサッカーをしていた際に、一台の廃棄された車を発見。また、挙動不審にボイスレコーダーへ声を吹き込む、デザイン会社代表の女性・恩田たまきと遭遇する。その後に天気が崩れてきたため、彼女を残してコナンたちは自宅へと帰っていった。

翌日、女性が車の中で亡くなっているというニュースが。コナンたちは早速河川敷へ向かい、警察に昨日の状況を説明していく。その後、事件現場付近に『チーター宅配便』のトラックと怪しい男性・小藪竜次の姿を発見。彼はコナンと目が合うと逃げ、追いかけた先では上司から怒鳴られる小藪が目撃された…。

この「チーター宅配便」こそ、作中にたびたびする運送会社。今回の事件は恩田の部下と小藪の起こした事故がきっかけとなっているため、「チーター宅配便」も間接的に事件に関与していると言えるだろう。

事件にパワハラにやりたい放題…

そんな「チーター宅配便」だが、過去にも事件の中枢にいたことがある。2013年12月に放送された第722・723話『甘く冷たい宅配便』では、「チーター宅配便」の従業員が悪質な殺人事件を起こしたのだ。

しかも物語の中で彼らのトラックが灰原哀の着ていたニットワンピースに引っ掛かり、彼女の服がほどけてしまう最悪の事態も引き起こしていた。

もちろん「チーター宅配便」の悪行を覚えているファンも多く、騒然としてしまった模様。しかも今回は、上司による“パワハラ描写”のおまけつきだ。

史上最悪の運送業者に、ネット上では《コナンの世界でお馴染み、チーター宅配便…》《事件の影にチーター便》《またチーター宅配便の仕業かよ!》《この運送業者、パワハラひどいな。しかも事件も起こすし、最悪のブラック企業》といったツッコミが続出している。

殺人に接触事故、さらに上司のパワハラと、何でもありの運送会社「チーター宅配便」。「名探偵コナン」の作中でも、屈指の危険因子と言えるだろう…。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ