『アイドルマスター』ファンの間で目下話題が持ちきりになっているイベントといえば、シリーズ初の5ブランド合同ライブ『THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023』東京ドーム公演。ところがそこでアイマス界の“事務員”が思わぬ苦悩を漏らしていた。
合同ライブ出演ナシに嘆きツイート
「アイドルマスター」シリーズには世界観を共有するブランドがあり、今回の合同ライブには『765プロオールスターズ』『シンデレラガールズ』『ミリオンライブ!』『SideM』『シャイニーカラーズ』の5ブランドが出演。ちなみに「765プロオールスターズ」とは、アーケード版から『アイドルマスター2』までの765プロ所属アイドル13名全員で構成されたユニットだ。
そんな中、「765プロ」でアイドルたちを陰から支え続けてきた事務員が音無小鳥というキャラクター。いわゆるゲームのナビゲート役で、彼女の人気があったからこそ、その後のシリーズでも“事務員の系譜”が定番となった。
しかし音無小鳥を長年演じてきた声優・滝田樹里は、合同ライブへの出演が叶わなかった模様。現在は削除済みだが、ツイッター上で《皆んなと一緒に1st anniversaryから目指していた夢の東京ドームに出たかった。けれど、ダメでした…》という気持ちを打ち明けていた。
そのほか、《15周年の時も「滝田さんを忘れてた。今回はごめんね」と本番前に言われ、10年間が無かった事みたいとされ、号泣し、本番は笑顔で出るのが精一杯でした》などと、世知辛い過去のエピソードも語っていた。
滝田のツイートの真意とは?
たしかに音無小鳥はアイドルではなく、あくまで“事務員”なのだが、自分の曲を持っており、『空』を始めとしたシリーズ屈指の名曲も多い。
そのため滝田のツイートには、《単独コミカライズもあるのに…》《アイマスのレジェンドであり功労者だぞ?》《忘れてたは可哀想》《滝田樹里さんかわいそうだな、普通に》といった同情の声が。中には運営サイドを批判するファンの姿も見受けられた。
しかし騒動が大きくなってしまったためか、その後滝田は補足のツイートを投稿。合同ライブに出演できないことは納得していることや、「一緒にお祭りを楽しみたい!」という思いしかないこと、また“事務員”としての自分の立ち位置はしっかり理解していることなどを説明している。
先日の呟きに対してです🙏
皆様をざわざわさせてしまい、ご心配をおかけしてとにかく申し訳なく思っています🙇♀️自分の想いとは全く違う方向に話が膨れ上がっており、補足が必要と考えました。
文字数に限りがありますので、以下に続きますが何卒宜しくお願いします。↓— 滝田樹里 (@jurieedom) November 4, 2022
実際はいろいろと思うところがあるのかもしれないが、ぐっとこらえるところはまさに大人の対応。今後も「765プロ」の頼れる事務員さんとして、全国のプロデューサーたちと共にアイドルの活躍を見守ってもらいたい。
文=大上賢一
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