主に英語圏を中心として、大ブレイクの兆しを見せているVTuberグループ『NIJISANJI EN』(にじさんじEN)。そのグループ内ユニット「Luxiem」の“読み方”をめぐり、運営とファンの間で大きな意見の相違が生まれてしまったようだ。
「ラクシエム」から「ルクシム」へ
「にじさんじEN」は、『にじさんじ』と同じくANYCOLOR株式会社が運営するVTuberグループ。昨年5月から1期生の活動が始まり、現在は総勢26名が所属している。
現在話題の的になっているのは、4期生にあたる「Luxiem」。チャンネル登録者数118万人のVox Akuma(ヴォックス・アクマ)を始めとした男性配信者5人の人気ユニットで、その名称は「ラクシエム」として親しまれてきた。
しかし11月5日、突如運営のツイッターアカウントが、「Luxiem」のカタカナ表記を「ルクシム」とすることを発表。過去には「ルクシム」以外の表記があったことを認めつつも、今後は監修体制を強化し、表記を統一していくという。
【Luxiemカタカナ表記】
多数お問合せをいただいておりますLuxiemのカタカナ表記に関して、「ルクシム」を公式表記とさせていただいております。
過去、「ルクシム」以外での表記がございましたが監修体制を強化し表記を統一してまいります。— NIJISANJI EN Official (@NIJISANJI_World) November 5, 2022
ファンたちが猛反発するワケ
しかし当の「Luxiem」メンバーがユニット名を口にする時は、明らかに「ラクシエム」という発音。そのためファンたちは「ルクシム」呼びを受け入れにくいようで、《急にどっから出てきたかわからん読みにされても…》《これはさすがに納得がいかないな》《本人たちとファンの間に広がってる上に英語発音にも近いほうのラクシエムにしないのまじで理解できない》《今更変えようなんて受け入れ難いし、ルクシム呼びの人見たら鳥肌立っちゃうかもしれない》と反発の声が吹き上がっている。
中には《公式が勝手に言ってるだけじゃん》といった声もあるため、ファンの間では「ラクシエム」表記も生き残りそうだ。ただ、そうなるとSNS上で複数の表記が乱立し、トレンド入りなどを狙いにくくなるかもしれない。
また、メンバーの1人であるIke Eveland(アイク・イーヴランド)は、配信上で「Luxiem」の読み方問題に言及。英語の読み方として「ルクシム」だと個人的に違和感を抱いてしまうと言い、今後も「ラクシエム」と発音していくと語っていた。
ただ、突如存在しない表記が採用されたわけではなく、以前から海外のプロデューサーの間では、「ルクシム」表記が使われていたことも確認されている。混乱を避けるため、表記を統一することになったのだろうが、そこで選んだ選択肢が賛否を招いてしまったようだ。
あらかじめ所属ライバーやファンの間に根回ししておけば、混乱を避けられた気もするが、今からでも信頼回復に努めてほしい。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
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