アニメ『BLEACH 千年血戦篇』6話の“山爺”が無能すぎる!?「間抜けな展開」

アニメ『BLEACH 千年血戦篇』6話の“山爺”が無能すぎる!?「間抜けな展開」

『BLEACH -ブリーチ-』74巻(久保帯人/集英社)

圧倒的なクオリティによって原作を再現しているアニメ『BLEACH 千年血戦篇』(テレビ東京系)。11月15日に放送された第6話『THE FIRE』は、「護廷十三隊」の長である山本元柳斎重國がメインの回となったが、「やっぱり無能だった」との声が上がってしまった。

※アニメ『BLEACH 千年血戦篇』最新話に触れています

尸魂界(ソウルソサエティ)に侵入した謎の敵「見えざる帝国」(ヴァンデンライヒ)を迎え討たんとする死神たち。山本元柳斎重國は、敵のトップであるユーハバッハと対面する。

そこで解き放たれたのが、最強の卍解である「残火の太刀」。驚異的な火力と多彩な能力によって、見事ユーハバッハを追い詰めていくのだった。

しかし実はそのユーハバッハの正体は影武者であり、突如現れた本物のユーハバッハが、無情にも「残火の太刀」を奪い去る――。

山本元柳斎重國は藍染惣右介やユーハバッハからも一目置かれている、作中最強キャラクター候補の1人。今回のエピソードでは、その実力を証明するかのごとく、ド派手な卍解シーンが描かれた。

まるで劇場版のようなハイクオリティな作画となっており、とくに「残火の太刀 南・火火十万億死大葬陣(かかじゅうまんおくしだいそうじん)」の能力で死者の軍勢が蘇り、ユーハバッハを襲うシーンは異常な迫力だ。

作画がいいからこそ際立つ「無能感」

ところが視聴者からは、《山爺が無能になるスピードが異常に速い》《山爺凄かったけど、無能ムーブはそのままなのが残念》《山爺せっかく格好良かったのにこの展開の無能感がなあ》《クオリティはエグいけど、間抜けな展開だよな…》と山本元柳斎重國のかっこわるさを指摘する声が…。

山本元柳斎重國の活躍は派手ではあったが、得意満面で追い詰めていた相手が偽物であることに気づけず、最後は自慢の卍解を奪われてしまうというオチ。そこに至るまでの過程がスタイリッシュに描かれているからこそ、ギャップで“無能感”が際立ってしまったのだろう。

元々、『千年血戦篇』の原作は「護廷十三隊」の無能さが目立つと言われていたことで有名。名のあるキャラクターが次々と得意げに卍解を使い、まんまと敵に奪われてしまうシーンがネタにされていた。

その印象を払拭するためか、アニメ版ではドヤ顔シーンやセリフをカットするという“神改変”を決行。見事にキャラクターの格上げに成功していたのだが、話の流れ的に山本元柳斎重國だけは救いようがなかったようだ。

今後も物語の犠牲になるキャラクターは出てくるのだろうか…。

文=Tら
写真=まいじつエンタ