『にじさんじ』トップ2の貫禄…壱百満天原サロメと葛葉が「同接バグ」に神対応

『にじさんじ』トップ2の貫禄…壱百満天原サロメと葛葉が「同接バグ」に神対応

『にじさんじ』トップ2の貫禄…壱百満天原サロメと葛葉が「同接バグ」に神対応

ここ最近YouTubeにおいて、一時的に同時接続数(同接)が極端に低く表示される不具合が発生している。しかし『にじさんじ』の人気VTuberたちは、この状況を配信の盛り上がりへとつなげる“神対応”を見せていたようだ。

壱百満天原サロメの天才的な発想

まず話題になったのは、現在「にじさんじ」内でチャンネル登録者数トップの壱百満天原サロメの対応。彼女は11月14日に、急遽「二人っきりですわね(ハートの絵文字)」というタイトルの配信を行った。

どうやら不具合で同時視聴者数が「1人」と表示されてしまうバグを逆手に取り、まるで壱百満天原サロメと2人きりで会話しているような状況を作り出す狙いがあったようだ。

当然視聴者が「1人」であるはずなのにチャット欄では多数のリスナーがコメントを送っていたりと、少し無理がある設定。しかし壱百満天原サロメは「あなたはいっつもコメントたくさん1人でしてくれますわね」と、リスナーと“あなただけ”の空間を創造してみせる。

同時視聴者数の表示バグを利用して、ファンを最大限楽しませようとするスタイルに、リスナーからは、《リアタイできたの嬉しすぎるだろ》《幸せな時間でしたわ!》《同接が1になるっていうバグから咄嗟に面白い配信を思いつくの天才でしてよ!》《突如始まったバグを逆手に取った配信、流石ですわ》《とても素敵なサプライズでした》といった称賛の声が上がっていた。

『LoL』配信中の葛葉も神対応!

また壱百満天原サロメに次ぐ登録者数2位の葛葉は、有名ストリーマーたちと『League of Legend』(LoL)でコラボしている最中に、同接表示バグと遭遇した。

彼の場合は「166人」と表示されていたそうなのだが、「LoLのやりすぎでみんな見るの辞めちゃった」と自虐ネタに昇華。『LoL』は世界的には有名ではあるが、MOBAというジャンルの特性上、知らない人は配信を見ても何が起こっているのかさっぱりわからないという難点があるのだ。

その上で葛葉は、「ありがとうLoL見てくれて」と、普段から『LoL』の配信を見てくれている物好きなリスナーたちにあらためて感謝。コラボしていた面々も同意し、『LoL』の配信を見てルールまで覚えてくれるリスナーたちに感謝を述べる流れとなった。

VTuberの配信に限ったことではないかもしれないが、“人が人を呼ぶ”という現象がある以上、同接減少バグは致命的。そんな逆境すらもエンターテインメントに変えられるVTuberだけが、トップクラスの人気を勝ち取れるのかもしれない。

文=大上賢一

【画像】

Sunny studio / PIXTA