園子が初対面カップルに悪態…『名探偵コナン』暴走アニオリ展開にファンブチギレ

園子が初対面カップルに悪態…『名探偵コナン』暴走アニオリ展開にファンブチギレ

『名探偵コナン』102巻(青山剛昌/小学館)

11月19日に放送されたアニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)では、鈴木園子の失礼すぎる言動が物議を醸すことに。もともと破天荒なキャラクターではあったものの、アニメスタッフによる“性格改変”が行き過ぎてしまったようだ。

※アニメ『名探偵コナン』の内容に触れています

第1064話『夢見る貴婦人、最後の恋』では、コナン、蘭、園子の3人が、恋人たちに人気の最新デートスポットへ。そこでベンチに座る老婆を見つけ、声を掛けようとする。

すると息子くらいの年齢の男性が彼女のもとへ。しかし彼は婚活パーティーで知り合った彼氏とのことで、3人はその年齢差に唖然としてしまう。

それをしり目にカップルは「ダーリン」「ハニー」とイチャつくのだが、園子は居ても立っても居られず、「もういい加減にしなさいよ!」と割り込み。男性に向かって「この人、絶対“お金目当て”に決まってるんだから!」と暴言を吐くのだった。

ほかにも、老婆の“ボケ”を心配していたことをそのまま口に出そうとしたり、「こんなスマホも知らないお婆さん騙して!」「どうせ大金をふんだくられるに決まってんだから!」などと言い放ったり、初対面とは思えない悪態をつくのだった。

「暴言キャラ」にされた園子にファンは…

園子はもともと思ったことをそのまま口に出しがちな印象だが、今回はあまりにも遠慮がなかったことで、視聴者をドン引きさせてしまったようだ。

ネット上では、《今日の園子、失礼すぎてヤバイな》《園子、初対面の人に失礼すぎん?》《知らん第三者に対して園子酷すぎるだろ。見損なった》といったツッコミが続出している。

その一方、今回は原作にないアニメオリジナルのストーリーだったため、園子ガチ勢のファンたちは怒り爆発。たんなる暴言を吐くキャラに改変されたことについて、《園子そんな失礼なこと言うような子じゃなくない?》《めちゃくちゃ失礼な人間になってるけど、コナンの脚本家どうしたの?》《アニオリの園子、IQ下げられがちで気の毒》《このシナリオで通したやつ誰?》《こんな扱いならもう園子ちゃん出さなくていいよ。前からあるじゃんこういう扱いするの!》とアニメスタッフに対する不満を吐露している。

園子はよく誤解されがちだが、本当は他人への思いやりがあり、お金持ちであることを鼻にかけない人物。昨年公開された映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』でも、「少年探偵団」への大人らしい配慮を見せ、作中屈指の“優しい人”として描かれたばかりだ。

アニメオリジナルで暴走するのは、キャラではなく物語だけにした方がいいかもしれない…。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ