スペイン戦“勝ったのに”戦犯探し…途中出場の浅野拓磨になぜか批判の声

浅野拓磨 

浅野拓磨 (C)feelphoto / Shutterstock

日本時間12月2日の午前4時から開催された、FIFAワールドカップカタール大会の日本代表対スペイン代表戦は、またも劇的な逆転で日本代表が大金星を挙げた。

日本中が歓喜の声に包まれているが、勝った試合にもかかわらず〝戦犯探し〟をするサッカーファンが続出しているようだ。

FIFAランキング24位の日本代表が対戦したのは、ランキング7位のスペイン代表。この試合で勝利すれば、日本の決勝トーナメント進出が決まる大事な試合だった。

結果は2対1で日本が勝利。ドイツ戦に続き、格上相手に見事な逆転勝利を収めたのだった。

見事にグループE・1位で決勝トーナメント進出を果たしたのだが、〝勝った試合〟にもかかわらず、なぜかチームの戦犯探しが始まっているようだ…。

「敗北したコスタリカ戦では戦犯探しが横行し、その盛り上がりはツイッタートレンドに〝戦犯探し〟が浮上するほど。特に伊藤洋輝選手の名前が挙げられており、心ないコメントが続出していました」(スポーツライター)

勝ったのに戦犯探しに精を出すネット民

今回のスペイン戦で槍玉に挙がっているのが、途中出場したFWの浅野拓磨選手。後半に2点を奪って逆転後に投入されたのだが、試合後のSNS上では、

《引き分け以下やったら浅野戦犯やったぞ…》
《浅野戦犯になりそうなチンタラ走りしてんな。坊主のが好きだな》
《引き分けてたら浅野戦犯やったな》
《今回の戦犯浅野やない?w 三苫の完璧なパススライディングで無駄にしてるしw》
《ドイツ戦のゴールあるからごまかされてるけど、プレイのクオリティ的には今大会の戦犯級だと思ってます笑》

といったコメントが相次ぐ事態に。

「浅野は2対1で逆転した後半17分に、FWの前田大然と交代。ワントップの前田は、前半から圧倒的にボールを支配するスペインに前線からプレスを仕掛け、プレッシャーをかけ続けてきました。堂安律の同点弾は、前田の高い位置からのプレッシャーが起点でしょう。前田がGKまでチェックし、中途半端になったGKのパスをカットした堂安が同点弾を決めました」(同・ライター)

目立たないが、キチンと仕事をした前田には絶賛の声が続出している。しかし、なぜ浅野には批判の声が相次いでいるのだろうか。

「浅野は同じく途中交代で出場した、三笘薫の見事なドリブルからの絶妙なパスを決めきることができませんでした。また日本代表は、リードを奪っているため、守備的な陣形に。作戦的に前田のような積極的な前線からのプレスは、あまり必要なくなったため、前田との落差が目立ったのでしょう」(同)

勝った試合、それも大金星を挙げた試合まで戦犯探しを始めるとは…。おそらく戦犯探し民はサッカーファンではないのだろう。

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