VTuberとストリーマーの壁が崩壊!? にじさんじとスタヌ接近で対立が雪解けか… （C）PIXTA
現在配信界隈ではVTuberが大きな存在感を放っているが、その天敵となっていたのがゲーム実況系のストリーマーたち。一時期はお互いのファンが緊張関係にあり、冷戦さながらの構図になっていたが、現在は雪解けを迎えつつあるらしい。
人気ストリーマーと「にじさんじ」の接触
潮目の移り変わりを感じさせるのは、11月25日より開催されている通称『スト鯖ARK』。普段はバラバラに配信している人気ストリーマーたちが1つのサーバーに集まり、『ARK：Survival Evolved』を一緒にプレイする企画だ。
同作には『トライブ』というグループ形勢機能が存在しており、参加者同士の絡みが発生することもしばしば。そこでとくに注目を集めているのが、“StylishNoob”こと関優太と『にじさんじ』ライバーのやりとりだった。
偶然近場でプレイしていた縁から、「にじさんじ」のエクス・アルビオと魔界ノりりむが関優太のトライブ「SNC」に加入。一緒に拠点を構築したり、恐竜を捕まえたりと、「ARK」の世界を満喫中だ。
一昔前ならVTuberと接触するたび、コメント欄が「絵じゃん」とピリついたものだが、現在ではすっかり歓迎ムード。実際に配信の撮れ高も多く、《スタヌのスト鯖ARK賑やかでいいな》《エビオとかりりむとの絡み、おもろすぎる》と盛り上がっていた。
VTuberとストリーマーの「壁」が崩壊
ちなみに関は以前から「にじさんじ」ライバーと少なからず絡みがあり、その積み重ねでファンの態度が変わっていった可能性も。とくに男性VTuber・葛葉とは密接な絡みがあり、お互いにリスペクトを送り合っていた。
また、関といえば元「DeToNator」所属のSHAKA（釈迦）、SPYGEAといった人気ストリーマーとのつながりがあるが、いずれも「にじさんじ」ライバーとの絡みがある。とくにSHAKAや葛葉がよく参加する『LoLカスタム』は、ファンの人気も高い。
少なくとも、元DTN周辺の界隈と「にじさんじ」に関しては、ある程度ファン層が混ざりあいつつあるのが実情だろう。それによって、お互いに配信の数字が伸びている印象も受ける。雪解けによって、ストリーマー界隈には新たな時代が訪れつつあるのかもしれない。
その一方で、“鎖国”的な状態を貫いている配信者たちも。ストリーマー界隈でいえば加藤純一、VTuber界隈では『ホロライブ』は、昔ながらのスタンスを維持している。
そもそも「絵じゃん」という難癖から始まった両界隈の因縁なので、今すぐにでも打ち解けていいと思うが…。
文＝「まいじつエンタ」編集部
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