『ONE PIECE』ルフィ“ギア5”と覚醒ルッチが互角の戦い…「カイドウの格が下がる」

『ONE PIECE』ルフィ“ギア5”と覚醒ルッチが互角の戦い…「カイドウの格が下がる」

『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)

人気漫画『ONE PIECE』の第1069話『万物は望まれて、この世に生まれる』が、12月12日発売の『週刊少年ジャンプ』2号に掲載。16年ぶりにロブ・ルッチとルフィが拳を交えたのだが、この展開に違和感を抑えきれない読者も多いようだ。

※『ワンピース』最新話の内容に触れています

ベガパンク抹殺の指令を受け、未来島エッグヘッドに襲来した「CP0」。さっそくベガパンクの分身「暴(アトラス)」を打ちのめすのだが、そこでルフィたちと偶然遭遇する。

ルフィは一飯の恩があるアトラスがボロボロにされたことで、怒り心頭に。周囲の制止も聞こうとせず、ルッチとのバトルを繰り広げていく──。

ルッチは以前よりも強くなっているようで、「ネコネコの実」モデル“レオパルド(豹)”の覚醒フォルムを披露。動物(ゾオン)系の能力に覚醒すると、インペルダウンの獄卒獣のように理性を失ってしまうリスクがあるのだが、ルッチは理性を維持した成功例にあたるようだ。

それに対してルフィも力を出し惜しみする気はなく、カイドウを倒した時と同じ最強フォーム「ギア5」を解放。「太陽の神ニカ」にそっくりな姿で、ルッチと殴り合う。

ルッチと互角の四皇に違和感…

ルフィとルッチといえば、かつてエニエスロビー編で名勝負を演じた組み合わせ。

今回の“再戦”では、その時のセルフオマージュとして、2人の拳がぶつかり合い、周囲を吹き飛ばすコマなどが描かれていた。

熱いバトルシーンに、読者たちも《やばすぎる。鳥肌えぐい》《ここでルッチとルフィがぶつかるの熱いな》《エニエスロビー編のセルフオマージュになってるのエモい…》と大興奮のようだ。

しかしその一方、《これでルッチに苦戦した場合カイドウが弱く見えてしまうからそれだけはやめて欲しい》《ルッチが嫌いなんじゃなく四皇と並んでる風なのが嫌なんだよなぁ》《せめて大将、四皇レベルじゃないとカイドウ倒したニカモードが安くなるってか、カイドウの格が下がる。ルッチと互角はやめてくれ》と不満を漏らす人も。

ルフィはギア5の覚醒によって、何とか地上最強の生物・カイドウを打倒することに成功した。

その力は今や四皇として世界中を畏怖させているほどだ。それにもかかわらず、政府機関の諜報員に過ぎないルッチと互角であることが、許しがたいのだという。

セルフオマージュの場面に関しても、《オマージュのように見えて、ルッチ1人だけ吹き飛ぶ!の方が熱いが…》《ルフィが競り勝ってた方が成長を示せて良かったんじゃないか》といった指摘もあり、かつてと同じ力関係の再現は望まれていない模様。

一応、ルッチには戦闘力を補う“暗殺者としての力量”があるはずだが、ライバルとして並び立つことを読者が受け入れるだろうか。

文=Tら
写真=まいじつエンタ