『はじめの一歩』1405話にも読者ヤキモキ…禁断の“9ページ二度打ち”が炸裂

『はじめの一歩』1405話にも読者ヤキモキ…禁断の“9ページ二度打ち”が炸裂

『はじめの一歩』136巻(森川ジョージ/講談社)

現在、リカルド・マルチネスとウォーリーの試合が盛り上がっているボクシング漫画『はじめの一歩』。12月14日発売の『週刊少年マガジン』2・3合併号に掲載された最新話は、前回に続き“9ページ掲載”となったことで、読者が悲鳴を上げている。

※『はじめの一歩』最新話の内容に触れています

第5ラウンドでついにウォーリーからダウンを奪い、試合の主導権を握ったリカルド。第1405話『教科書通り』では、勢いそのままに挑戦者を攻め立てていくリカルドの姿が描かれた。

ウォーリーはコーナーに追い詰められ、守勢に回っては耐えきれないと、必死にパンチを繰り出し続ける。しかしリカルドはそんな反撃を冷静な眼で見極め、一発一発確実にパンチを打ち込んでいく。

目まぐるしい攻防の中、リカルドのボディーブローが嫌な音を立てて直撃。しかしウォーリーは決死の形相で反撃し、なんとか第5ラウンド終了までしのぐのだった──。

“絶対王者”リカルドがついに本来の姿を取り戻し、試合はますます目を離せない展開に。しかしだからこそ、読者たちは今回の掲載ページ数が“たった9ページ”だったことに不満を覚えてしまったようだ。

前回も9ページ掲載であり、2週分まとめてようやく通常の1話分となる計算。これには《今週の一歩も9ページ。もう隕石エンドでいいよ…》《ウォーリーとリカルドの試合がめっちゃ面白いのにページ数が週刊誌のレベルじゃねーぞって位少ねぇー》《森川先生…続きが…見たいです…》といった声が上がっている。

ウォーリーに逆転の秘策アリ?

とはいえ、試合自体はここ最近で一番と言っていいほどの盛り上がり。この先の展開として、ウォーリーによる一発逆転に期待が寄せられている。

というのもウォーリーのセコンド・ミゲルは、“最終奥義”の存在を仄めかしており、第5ラウンドを凌いだ後に伝えるつもりだと語っていた。

おそらく次回以降ではその奥義の内容について、明かされることだろう。

その奥義は試合を左右するだけでなく、幕之内一歩の現役復帰の動線ともなり得るかもしれない。ウォーリーは試合の前、千堂やヴォルグとスパーリングを行っており、そこで「スマッシュ」や「飛燕」を真似するコピー能力の高さを見せていた。

読者の間では、リカルドに対する秘策として、一歩からコピーした「デンプシー・ロール」を放つことも予想されている。

一歩世代のボクサーからコピーした技の数々をリカルドにぶつけ、それがどこまで通用するのか示すことで、一歩の現役復帰への動線とする…。十分現実的なストーリーラインではないだろうか。

できれば一刻も早く、最終奥義の正体を知りたいところだが…。

文=Tら
写真=まいじつエンタ