大豊作と評判な今期アニメのなかでも、ひときわ大きな話題を集めているバンドアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』(TOKYO MXほか)。その影響力ゆえか、SNS上では「ぼっちちゃんに似てるって言われた」というツイートが続出しているようだ。
SNS上に大量発生するぼっちちゃん
“ぼっちちゃん”とは、同作の主人公である後藤ひとりの愛称。弛まぬ努力で培ったギターの腕前は一級品なのだが、超がつくほどネガティブな性格が足を引っ張っているため、実力を知る人は少ない…という設定だ。
また、当然のように学校でも孤独を極めており、友達と呼べるような存在は皆無。教科書通りの“陰キャ”といった印象だが、ネット上では素顔を隠した『ギターヒーロー』名義でカリスマ的な人気を誇っているという。
そんなぼっちちゃんの知名度が、アニメ化の大成功によって急上昇。視聴者が共感しやすいキャラクター性だったことも手伝い、自分と後藤ひとりを重ね合わせるファンが急増している。
SNS上では、《ぼっちちゃん、私に似てるwww》《そういや今日友達に「後藤ひとりちゃんに似てる」って言われた!》《ぼっちちゃん私に似てるかもww》などと、「自称ぼっちちゃんに似ている人」の投稿が相次いでいるようだ。
なお、一連のツイートは単に陰キャであることを告白する目的ではない模様。後藤ひとりのように、影で努力していることをアピールして褒められたいのかもしれない。
「似ている」ツイートは大ヒットの証?
アニメキャラクターに似ている…という謎報告は今に始まった話ではなく、つい最近は少年ジャンプ+作品を原作としたアニメ『SPY×FAMILY』がターゲットに。
とくに注目を浴びたのが、表情豊かに“変顔”を駆使する天真爛漫な少女・アーニャだ。どうやら世界にはアーニャそっくりな女性が無数に存在するようで、《学校で私アーニャに似てるって言われるんだけど笑》的なツイートがSNS中にあふれかえっていた。
また、さらにさかのぼると2021年には『ウマ娘 プリティーダービー』に登場する“ゴルシ”ことゴールドシップをめぐるツイートも大流行。こちらはレース上の特徴というわけではなく、彼女の破天荒な性格や自由奔放な物言いを指したものらしい。
本当にゴールドシップそっくりな性格だとすれば、社会に上手く溶け込めるのか心配になってしまうが…。
こうしてみると、「似ている人」が続出するのは大ヒット作品の証とも言える。つまり「ぼっち・ざ・ろっく!」は、「SPY×FAMILY」や「ウマ娘」に次ぐ覇権アニメということではないだろうか。
文=「まいじつエンタ」編集部
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