2022年ドラマTOP3!『マイファミリー』『ナンバMG5』、もう一本は…

二宮和也 

二宮和也 画/彩賀ゆう 

Netflixなどの動画配信サービスの普及で、現代は海外ドラマを多くの人が当たり前のようにみる時代になった。

制作費などで劣る日本のドラマは話題を完全に持っていかれ、肩身の狭い思いをしている。

しかしそんな中でも、輝く作品はある。2022年にヒットしたドラマ3作を紹介しよう。

まずは、2022年冬に放送された堤真一主演のドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)。

10年前に交通事故でなくなった妻の貴恵(石田ゆり子)が、小学4年生の女児・白石万理華(毎田暖乃)に生まれ変わって、再び家族の前に姿を現すという作品だ。

「突飛な設定のせいで、同作はスタートダッシュに失敗。視聴率的にかなり苦戦を強いられました。

しかし、設定をうまく生かしたハートフルで上質なホームドラマに仕上がっており、2022年ドラマの最優秀作品に推す声は多い。

ほぼ主演だった子役・毎田の演技が抜群で、彼女は第二の芦田愛菜として注目も集めています」(芸能記者)

遺作になってしまった作品も…

続いては、春に放送された間宮祥太朗主演の『ナンバMG5』(フジテレビ系)。

主人公の難破剛(間宮)は、ヤンキー一家・難破家の次男。家族からヤンキー校として知られる市松高校への入学を期待されていたが、「普通の青春がしたい!」と願い、家族に内緒で健全な普通の高校・白百合高校に入学する。

そこで藤田深雪(森川葵)らと出会い、二重生活していく青春ヤンキードラマだ。

「ギャグ要素と熱い展開のバランスが絶妙で、視聴者から高い評価を獲得。福田雄一監督作品のようなサムい顔芸やダラダラしたアドリブがなかったことも、万人ウケに繋がったかもしれません。

そしてなんと言っても、難破家の愛犬・松(豆三郎、声:津田健次郎)がかわいかった。

松目当てで見る視聴者が殺到し、最終的には松目線での特別編も制作されるほど人気になりましたからね。

豆三郎が12月6日に病気でこの世を去ってしまった際には、ドラマ終了から半年近く経つにも関わらず、惜しむ声が殺到しました」(同・記者)

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最後は、春に放送された『嵐』二宮和也主演の『マイファミリー』(TBS系)。

ある日、仕事を終えて帰宅した温人(二宮)のもとに、「娘の友果を誘拐した」という電話が入る。身代金の要求額は5億円。そこから連続誘拐事件に巻き込まれる…というストーリーだ。

「細かなストーリーの粗さは置いといて、視聴率がとにかく高かった。初回世帯平均視聴率が12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)から始まり、最終回は16.4%までアップしました。

完全オリジナル脚本のため、犯人の考察などが盛り上がり、ドラマ放送期間は大きな話題に。自称社会現象のドラマ『silent』(フジテレビ系)と違って、本当に社会現象になりました。

本当の意味でヒットしたドラマとなると、2022年はこの一本だけだったかもしれません」(同)

2023年は、何本のヒットドラマが誕生するだろうか。

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