20年後のVTuber業界は吉本に支配される!?『ホロライブ』天音かなたの予想は…

20年後のVTuber業界は吉本興業に支配される!?『ホロライブ』天音かなたの予想は…

20年後のVTuber業界は吉本興業に支配される!?『ホロライブ』天音かなたの予想は… (C)PIXTA

まだ始まって数年にもかかわらず、日進月歩の変化を続けているVTuber業界。そのトップランナーとも言える『ホロライブ』に所属する天音かなたが、「10年、20年後のVTuber業界」について予想を行い、大きな反響を呼んでいる。

VTuber業界は“プロ”に破壊される!?

そのトークが行われたのは、1月16日のライブ配信。リスナーから寄せられた「10年、20年後のVTuber業界はどうなっているのか予想をお聞かせください」という質問に対して、自身の経験をもとに予想を語った。

天音かなたは、「VTuber業界は新しい業界、似たカルチャーはあっても予想は難しい」と前置きした上で、「今の倍以上は人は増えている」、「10倍は増えてるかもしれないね」と、VTuberの人口が爆発的に増加していくことを推測。

しかし人口が増えたことによって繁栄するのか廃れるのかの判断は難しいと語り、「ネットカルチャーの業界ってものすごいプロがいっぱい出てくると廃れるイメージがある」と、業界の性質について持論を述べた。

天音かなたの未来予測に対して、ネットユーザーからは《プロがあふれると廃れるっていうのは真理だと思う》《ああ~すごいわかるこれ…》《この予想は全く同感なんだよなぁ》と同調する声が。

その他、《10年後にはAIが進歩して生身の人間が配信しなくなる未来がくるぞ》《国内の市場は飽和してるからあとは海外の市場がどこまで伸びるかだな》といった予想も上がっている。

苦戦を強いられる大手事務所

天音かなたは“プロ”が増えることを予想していたが、現状でもすでにその傾向は始まりつつある。

たとえば今年は、吉本興業の子会社から宇宙人VTuber「安曇むぅ」がデビュー。それ以前には、ソニー・ミュージックエンタテインメントなどもVTuber事業に力を入れており、「VEE」といったプロジェクトを展開していた。

いずれも各業界のプロフェッショナルだが、今のところそうしたプロジェクトは大コケしがち。安曇むぅは初配信から1週間ほどの時点で、登録者が約1,200人までしか伸びていない。

また「VEE」の数字も低迷しており、大手事務所のバックアップが必ずしも成功につながるとはかぎらないようだ。むしろアマチュア的な“ゆるさ”こそが、人気を呼ぶ傾向が強い。

とはいえ、VTuber業界が飛躍的に拡大している影響で、配信者にプロ意識が求められるようになっているのも事実。天音かなたが所属する「ホロライブ」は、まさにその典型だ。

アマチュアがファンに愛される“やさしい世界”は、10年後、20年後まで続いているのだろうか。

文=「まいじつエンタ」編集部

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