『ONE PIECE』“FILM REDロス”のファン続出! アニメからもウタが消滅

『ONE PIECE』“FILM REDロス”のファン続出! アニメからもウタが消滅

『ONE PIECE』104巻(尾田栄一郎/集英社)

1月29日、惜しまれつつも終映を迎えた大ヒット映画『ONE PIECE FILM RED』。それと同時に、TVアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)でもとある変化が生じており、ファンたちの“FILM REDロス”に拍車が掛かっているようだ。

『FILM RED』終了でアニワンにも変化

2022年8月6日に公開が始まり、約半年ものロングラン上映となった同作。国内興行収入190億円、観客動員数1,379万人を突破しており、「ONE PIECE」の映画シリーズとして異例の大ヒットを果たした。

作中に登場するシャンクスの娘・ウタが、アニメの世界を飛び出し、音楽番組で盛んにプロモーションを行っていたことも印象的だが、それはアニメ「ONE PIECE」でも同様。映画の公開中は“FILM RED仕様”となり、オープニングには映画のワンシーンを挿入、次回予告は映画の告知を挟んだ特別バージョンが放送されていた。

しかし公開が終わった翌週、2月5日放送の第1050話『双龍相搏つ! モモの助の覚悟!』では、そうした映画の面影が消滅。“FILM RED仕様”ではなくなり、今まで通りのオープニングと次回予告に戻されている。

“FILM REDロス”で意気消沈のファン

アニメ「ONE PIECE」から「FILM RED」の要素がなくなったことで、ファンたちはあらためて“終わり”を実感しつつあるようだ。

ネット上では“FILM REDロス”にひたる人が続出しており、《REDのシーンが入ってたとこも流石に変わってるのね。寂しい…》《もうアニワンにREDのシーン映らないのかなり寂しい》《当たり前だけどアニワンのOP、REDの部分が消えてて悲しい》《アニワン見てたら実感した。本当に終わったんだな、FILM RED》といった悲しみの声が上がっている。

中でも、とくに“ロス”の影響が大きいのは、ウタをガチ恋的に推していたファンたちだろう。実際に《ウタちゃんの供給がなくなるのが本当につらい》といった声がちらほら上がっていた。

『紅白歌合戦』を始めとして、歌番組に引っ張りだこだったウタだが、「FILM RED」の終了によって地上波で見る機会はなくなるはず。

一応、原作の第1055話ではウタのシルエットが描かれていたので、このエピソードがアニメ化される日を待つしかないだろう。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ