大手配信サイトがオワコン化!『ミルダム』に続き『OPENREC』も迷走

大手配信サイトがオワコン化!『ミルダム』に続き『OPENREC』も迷走

大手配信サイトがオワコン化!『ミルダム』に続き『OPENREC』も迷走 (C)PIXTA

近年ストリーマー人気が加速し、『YouTube』や『Twitch』といった配信サイトが大きな盛り上がりを見せている。

その一方、勢いに乗れず衰退してしまうプラットフォームも存在しており、『OPENREC』の“迷走”に心配の声が上がっていた。

有名配信者はいるけど…

「OPENREC」は、『サイバーエージェント』の子会社『CyberZ』によって2014年から運営されているサービス。ゲーム実況系のストリーマーが多く活動しており、タレントや声優を起用した公式番組なども制作している。

大企業が運営母体ということもあって知名度は高いのだが、サイト自体の盛り上がりはイマイチ。ほとんどの配信者は、3ケタから2ケタの視聴者しか集められていない。

布団ちゃんやたいじ、すももといった人気ストリーマーは、数千人の視聴者を集めているが、それはあくまで例外と言えるだろう。

そして視聴者たちもそんな状況を自覚しているようで、SNS上では《オープンレック、気付いたらオワコンになってた》《視聴者数少なすぎてもはや廃墟だった》といった厳しい声が上がっている。

ただ、「OPENREC」も衰退を見守っているだけではなく、最近では他サイトで活躍する人気ストリーマーの“囲い込み”に力を入れているようだ。

『Mildom』と同じ延命狙いの戦略に…

たとえば、2022年にはお笑い芸人の狩野英孝と「Twitch」の人気配信者・SPYGEAがタッグを組んだ番組『伊達にいこうぜッ!』がスタート。

また、同時期に定期特番として配信されていた『ストリーマー競輪王決定戦!』でも、別のプラットフォームで活躍する配信者たちがゲストに招かれていた。

さらに2023年に入ると、この流れにより一層拍車がかかることに。

まず1月31日からは、ピアノ系YouTuber・ゆゆうたと有名コスプレイヤー・みゃこを起用した『ゆゆうた&みゃこの泥沼バラエティ』が立ち上げられている。

そして2月1日には、ボドカ・スタンミ・rion・じゃすぱーといった人気配信者たちを寄せ集めた『マジで、どこいく。』が始動した。

「YouTube」や「Twitch」といった競合サイトで人気を博している配信者を招き、「OPENREC」で番組をもたせるという戦略。これに対して、《今話題の配信者を無理やり引き抜いてるだけだろ》《プンレクの番組なのにプンレクの配信者ゼロ》と呆れてしまう人も少なくはない。

ちなみに、同じく衰退が指摘されている配信サービス『Mildom』(ミルダム)でも、同じような“囲い込み”の動きが盛んだった時期がある。衰退を逃れるようとする運営が考えることは、大体どこでも一緒なのかもしれない。

「OPENREC」は「Mildom」と同じ末路を辿ってしまうのだろうか…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Kostiantyn Postumitenko / PIXTA