スクエニ希望の星『FF16』に暗雲…QTEありのムービーゲーにツッコミ殺到「時代錯誤」

スクエニ希望の星『FF16』に暗雲…QTEありのムービーゲーにツッコミ殺到「時代錯誤」

スクエニ希望の星『FF16』に暗雲…QTEありのムービーゲーにツッコミ殺到「時代錯誤」 (C)PIXTA

6月22日発売予定の『ファイナルファンタジーXVI』(FF16)について、実機映像などの最新情報が続々到着。しかしどのような作品になるか輪郭がハッキリしてきたことで、ネット上では「時代錯誤なゲームになりそう」と不安を吐露する声も上がり始めている。

実機映像のマップが暗い?

「FF16」はシリーズ初の本格アクションRPGであり、“召喚獣”にスポットを当てた作品になる予定。やはり目玉となるのは、その身に召喚獣の力を宿して戦う主人公・クライヴのアクションだ。

ここ数日、そんな同作に関する最新情報が各メディアで次々と公開されている。ノーカット版の実機映像も配信されており、ハイスピードなバトルやイベントシーンなどがお披露目され、ファンたちが大いに盛り上がっていた。

その一方で、開発陣へのインタビューなどから、作品のボリュームについても明らかに。

たとえば『IGN Japan』では、プロデューサー・吉田直樹氏の発言として、「FF16」の“カットシーン”が11時間以上であるという情報を報じている。

ゲームにおけるカットシーンとは、オープニングムービーやイベントムービーなど、一般的にプレイヤー側の操作が介入しないシーンのことを指す。

「FF16」のカットシーンが11時間を超えることは『ファミ通.com』のインタビュー記事でも触れられており、その上でメインシナリオのボリュームは約35時間であることを開発陣が明かしていた。

ムービーゲー&QTEの組み合わせに懸念

しかし現在公開されている情報だけ見ると、メインシナリオ約35時間のうち、約3分の1がカットシーンであるとも解釈できる。

そのためネット上では、《ムービーゲーすぎるわ》《公式で3分の1ムービーだから覚悟しろってなかなかやべえ発言》《RPGならいいけど、アクションでこれはねーわ》《アニメの合間にミニゲームやるようなもん》といった声が上がっていた。

ちなみに約35時間というのは、あくまでストーリーをしっかり理解しながら、メインシナリオをクリアするまでの時間だ。

吉田氏の発言によると、サイドクエストといったいわゆる“寄り道要素”もしっかり遊んだ場合、プレイ時間は70~80時間になるそうなので、単純に約3分の1がカットシーンというわけではないようだ。

なお、カットシーンが多くなることから、同作では「QTE」(クイックタイムイベント)も積極的に導入されている。実機映像でも、ところどころでボタン入力が求められる様子が映っていた。

ところが「QTE」自体にいいイメージがないゲーマーからは、《時代錯誤なクソシステムだけは入れて欲しくなかった》《カットシーンに取り敢えずQTEを入れるっていう、PS3時代に流行った演出が目立つ》《QTEという過去の遺物を令和の時代にPS5のゲームで搭載するのはほんとやめてほしい…》《QTEあるの草 いつの時代やねんw》といった意見も。

もちろん、つねに挑戦を続けてきた「FF」シリーズの最新作なので、時代遅れな作品になるとは思えない。

令和の時代にふさわしいクオリティになると信じて、ゲームの仕上がりを期待しておこう。

文=大上賢一

【画像】

StudioRomantic / PIXTA