『ぼっち・ざ・ろっく!』原作者に“ガチ恋勢”続出中! 加熱する人気に冷ややかな声も

『ぼっち・ざ・ろっく!』原作者に“ガチ恋勢”続出中! 加熱する人気に冷ややかな声も

『ぼっち・ざ・ろっく!』原作者に“ガチ恋勢”続出中! 加熱する人気に冷ややかな声も (C)PIXTA

アニメ第1期の放送が終了してからも、まだまだ人気が衰えない『ぼっち・ざ・ろっく!』。最近では同作の原作者である“はまじあき”を、まるでアイドルか何かのように推し始めるファンが増えており、その現象に冷ややかな目を向ける人もいるようだ。

原作者の個性も強烈な「ぼざろ」

「ぼっち・ざ・ろっく!」は、主にライブハウスでバンド活動する女子高生たちを描いたガールズバンド漫画。昨年秋に『Clover Works』によるTVアニメが放送され、大きな話題を呼んだ。

同作の魅力は、主人公である“ぼっちちゃん”こと後藤ひとりの奇行や、陰キャあるある。また主人公やバンドの成長物語としても、多くの視聴者の心に刺さったようだ。

そんな「ぼっち・ざ・ろっく!」の原作者こそが女性漫画家・はまじあき。彼女もぼっちちゃんに負けず劣らずの個性を持っているようで、YouTubeのライブ配信などで強烈なキャラクター性を発揮している。

たとえばアニメ11話~12話の同時視聴配信では、唐突に「虫のうまさランキング」を発表し、視聴者を驚かせていた。

最近では作品だけでなく、はまじあき自身にも熱狂的なファンがついているらしく、「おもしれー女」「リアルぼっちちゃん」「謎の女」「王」などと呼称し、ちやほやする人を数多く見かけるようになった。

熱狂的なファンの出現にはリスクも…?

しかし原作者が女性だと知り、男性ファンが群がるという構図に、難色を示す人々も少なくない。

ネット上には《流石にこれはキツ過ぎ》《ぼざろは好きだが作者を過剰に持ち上げるのは度し難い》《VTuberのファンみたい》《ぼっちざろっくは好きだったけどキッツいわ》といった冷たい声も上がっていた。

こうした風潮に対して、ファンからは《そもそもはまじとか配信見ても女子力感じられんし漫画家としては好きでも女として好きになる要素ないやろ》と反論する意見も上がっていたが、その“必死感”もネタにされてしまっている。

とはいえ、実をいえば女性漫画家がオタクたちから推される現象は、あまり珍しいものではない。

同じきらら系作品の漫画家では、『ひだまりスケッチ』の蒼樹うめがラジオへの出演などがきっかけで、独特な人気を集めていた。

また『コミック百合姫』で『ゆるゆり』を連載してきた“なもり”も、一時期は絶大な人気を誇っていたことで有名だ。

しかし彼女の場合はSNSのプライベート用らしきアカウントを特定されたりと、いわゆるネットストーカーの被害にも遭っていた。過剰な原作者人気には、リスクも伴うのかもしれない。

周囲にどう思われようと、誰を“推す”のかは個人の自由。ただ熱狂的なファンが暴走して、作品の制作に支障が出る事態にはならないよう祈るばかりである。

文=「まいじつエンタ」編集部

【画像】

photosvit / PIXTA