“ポケモンおじさん”が涙…ニンテンドーeショップの3DSサービス終了でひと悶着

“ポケモンおじさん”が涙…ニンテンドーeショップの3DSサービス終了でひと悶着

“ポケモンおじさん”が涙…ニンテンドーeショップの3DSサービス終了でひと悶着 (C)PIXTA

3月28日、『ニンテンドーeショップ』におけるニンテンドー3DSシリーズおよびWii Uのソフト販売などが終了。それに伴って『ポケモンバンク』の新規ダウンロードも終了されることになったが、とある仕様によって『ポケットモンスター』ガチ勢のユーザーたちが悲嘆に暮れているようだ。

さらば思い出のポケモンたち

『ポケモンバンク』は、過去の作品で自分が育てたポケモンを預け入れられるサービス。対応ソフトはニンテンドー3DSで発売された『ポケットモンスター X・Y』などで、クラウドサービス『Pokémon HOME』を経由すれば、ニンテンドースイッチの現行ソフトに連れていくこともできる。

そしてニンテンドー3DSのバーチャルコンソール用ソフト『赤・緑・青』や『金・銀』、『ブラック・ホワイト』などについては、「ポケモンバンク」からダウンロードできる「ポケムーバー」を利用することが可能。片道切符になってしまうが、ポケモンを別のソフトへと“お引越し”できる仕組みだ。

簡単に言うと、いずれも今まで育てたポケモンを別のソフトに連れてこられるサービスで、「ポケモン」を長年遊んでいる人々から重宝されていた。

しかしそんな「ポケモンバンク」の新規ダウンロードが終了し、「ポケムーバー」を新たに入手する手段もなくなることに。

「ポケモンバンク」のサービス無償化も発表されたものの、あらかじめダウンロードしておかなければ、利用することはできない。

永遠に幽閉されてしまうのか

「ポケモンバンク」や「ポケムーバー」の仕様については、以前からファンや公式サイドが注意喚起を行ってきた。

しかしそれでも、入手しておくことをうっかり忘れてしまうユーザーは多かったようだ。

SNS上では、《ダウンロードできなかった。引退するか…》《ダウンロード罠すぎる。俺の思い出は過去に置き去り…》《買うの忘れたわ。これでもう二度とDSのポケモンはスイッチにこれなくなったな…》《ポケムーバー難民になりました…一生幽閉が確定してしまった…》といった悲鳴が続出している。

その一方で、公式サイトの説明やアナウンスの方法に関して「不親切だ」という意見も。《理解不足も悪かったが、運営側の説明もややこしかったのも事実》《“無償でしばらくは使えますよ”って書き方されたらポケムーバーも使えると思うやん…》と不満を吐露する人も多い。

また、思い出のポケモンを救出するために、「ポケモンバンク」「ポケムーバー」の代わりとなるサービスを求める人もいるようだ。

とはいえ、不満を口にしているのは、主にニンテンドー3DSで「ポケモン」をやり込んでいたユーザーだろう。任天堂としても、いつまでも“3DS世代”の古参たちにかまってばかりはいられない…ということなのかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

【画像】

Koldunova / PIXTA