ジャンプ大量打ち切りでテコ入れ!?『黒子のバスケ』『食戟のソーマ』作者がカムバック

ジャンプ大量打ち切りでテコ入れ!?『黒子のバスケ』『食戟のソーマ』作者がカムバック

ジャンプ大量打ち切りでテコ入れ!?『黒子のバスケ』『食戟のソーマ』作者がカムバック (C)PIXTA

4月3日発売の『週刊少年ジャンプ』18号で、連載ラインナップの大幅なテコ入れが始まったようだ。次号から「新連載4連弾」が始動すると発表され、現在掲載順が芳しくない作品群の打ち切りラッシュが予感されている。

妖怪ハーレムラブコメが打ち切りへ

「ジャンプ」18号の掲載順は、下から『大東京鬼嫁伝』、『ギンカとリューナ』、『人造人間100』、『イチゴーキ!操縦中』、『夜桜さんちの大作戦』という並び。そしてドベを獲得した「大東京鬼嫁伝」は、今回のエピソードで最終回を迎えている。

「大東京鬼嫁伝」は昨年の9月5日発売号から連載されていた、仲間只一の妖怪バトルコメディだ。ジャンプ漫画にしては“萌え”の要素が強かったこともあり、長期休載中の人気漫画『ルリドラゴン』に代わる逸材として期待されていた。

しかし「ルリドラゴン」の後釜になることは失敗したようで、第13話の時点で掲載順ワーストを獲得してしまう。そしてそれ以降も掲載順の低迷が続き、最後は打ち切りを迎えることに…。

そうして1つの作品が終わりを迎えるなか、次号予告のページでは、「新連載4連弾」についての告知が投下されていた。

次号から連載が始まるのは、原作・附田祐斗、作画・佐伯俊による青春キネマ活劇『テンマクキネマ』。アニメ化もされた大ヒットグルメ漫画『食戟のソーマ』と同じ作者の組み合わせで、はやくも大きな話題を呼んでいる。

また、それに続いて4月17日発売の「ジャンプ」20号では、『黒子のバスケ』で知られる藤巻忠俊による最新作『キルアオ』がスタートするという。そのほかは、雲母坂盾の『ドリトライ』、川江康太による『鵺の陰陽師』というラインナップのようだ。

西尾維新“初の打ち切り”もありえるか

話題性十分と言える新連載の告知だが、新たな作品が始まるということは、その分今までの連載作品との入れ替わりが避けられない。とくに4連弾ともなれば、それなりの数の作品が打ち切りとなるだろう。

そのため“打ち切りラッシュ”を予感するジャンプ読者からは、《大東京鬼嫁伝が打ち切りで、これから3作品終わるのか。厳しい世界だ》《新連載4連弾って、終わるの何と何!?》《怒涛の打ち切りラッシュ始まったな》《また新連載ラッシュでアレやコレが終了させられそうで悲しい》と怯える声が続出している。

最近の平均掲載順からすると、「大東京鬼嫁伝」の次に打ち切りが危惧されているのは、『ギンカとリューナ』や『イチゴーキ!操縦中』。その一方、ギリギリのラインにいると思われているのが、『暗号学園のいろは』だ。

同作は、物語シリーズや『掟上今日子の備忘録』などで知られる大ヒットメーカー・西尾維新が原作を務める作品。熱狂的なファンがついているものの、掲載順はあまり安定しておらず、《暗号学園だけは打ち切られないでくれ!》《生き残ってくれよ、暗号学園…》と生き残りを熱望されている。

西尾といえば、かつて「ジャンプ」で連載された『めだかボックス』や、大暮維人の作画によるコミカライズ『化物語』を『週刊少年マガジン』で連載するなど、漫画原作者としても成功を収めてきた。

“ハズレなし”だった西尾漫画の歴史に、打ち切りの汚点が刻まれてしまうのか。ジャンプ編集部の判断はいかに──。

文=「まいじつエンタ」編集部

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