日本人は不倫が大好き! 大人気ドラマ『あなたがしてくれなくても』が快挙

奈緒 

奈緒 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

奈緒の主演ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)の『TVer』お気に入り登録者数が、今期ドラマの中で『風間公親―教場0―』(フジテレビ系)に次いで高い。

現実社会で不倫は、即断罪の極悪行為としてとらえられているが、なんだかんだで不倫というジャンルは大人気のようだ。

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同作の主人公・吉野みち(奈緒)は、結婚して5年になる夫・陽一(永山瑛太)と仲は良いが、セックスレス。みちの上司・新名誠(岩田剛典)もまた、キャリアウーマンの妻・新名楓(田中みな実)とのセックスレスに悩んでいることから、2人は徐々に心を通わせていく…。

「4月27日放送の第3話で、ついにみちと誠がキス。不倫関係がスタートしました。両者とも同情する部分が多いので、応援する視聴者が多いです」(週刊誌記者)

不倫のイメージを変えたのはベッキー?

今期は、不倫を描いた深夜ドラマ『夫婦が壊れるとき』(日本テレビ系)も異例の大ヒットを記録。深夜放送でありながら、『TVer』のお気に入り登録者数は、日曜劇場『ラストマン』(TBS系)とほぼ同等の約61万を記録している。

「2014年放送の上戸彩主演の『昼顔』(フジテレビ系)にはじまり、17年放送の『あなたのことはそれほど』(TBS系)、『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)、18年放送の『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)、20年放送の『恋する母たち』(TBS系)など、不倫ドラマは定期的に大ブームを起こしています」(同・記者)

そしてなんといっても、不倫ブームと切っても切り離せない存在がベッキーだ。

「ベッキーの不倫がバレたのは2016年。実はそれまで、不倫に対して世間では今ほど嫌悪感はなかったようで、『昼顔』の放送中なんかは、不倫を応援する声が殺到。非が何もない正妻がボロクソに叩かれていました。しかしベッキー以降、民意が激変。された側に同情する風潮となり、17年公開の映画『昼顔』では、打って変わって主人公がボロクソに叩かれ、正妻に同情する声が集まりました」(同)

このころに制作された『あなたのことはそれほど』や『ホリデイラブ』も、不倫された側の心の痛みを描く作品だった。

「しかし『あなたがしてくれなくても』では、また不倫を応援する作品になっており、一周したような感じ。この先、どうなっていくのか楽しみです」(同)

しかし不倫ドラマがブームだからといって、民放各局が量産するような体制にはならないでほしいものだ。

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