サスペンスなのに緊張感ゼロ? 高畑充希『unknown』“深夜ノリ”がことごとく裏目に

高畑充希 

高畑充希 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

現在放送中の高畑充希×田中圭のW主演ドラマ『unknown』(テレビ朝日系)の〝外し〟が、さすがに多すぎると視聴者を呆れさせている。

ヒロインの闇原こころ(高畑)は実は吸血鬼。そのことを内緒にしたまま恋人の朝田虎松(田中)と交際しているが、ある日ついにカミングアウト。受け入れてくれた朝田と結婚することになるのだが、実は朝田も〝とある秘密〟を抱えていて…というストーリーだ。

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「同局で放送された大ヒットドラマ『おっさんずラブ』の制作陣が再集結した『unknown』。特徴は、普通のドラマならシリアス展開になりそうな場面を、ギャグシーンなどで回避し、そこまで重くさせないこと。〝どうせまたこのパターンでしょ…〟と視聴者が呆れてしまう前に先手を取り、予想のつかないストーリーを展開しています」(週刊誌記者)

しかし、その〝外し〟がさすがにひどいと、16日放送の第5話でツッコまれてしまった。

「第5話で虎松は、婚約者のこころが同僚の加賀美圭介(町田啓太)にキスされているところを目撃。普通のドラマなら修羅場になる場面ですが、虎松は子どものようにちょっと嫉妬するくらいで終了。加賀美にもギャグっぽく怒った程度で、なにも関係がこじれていない。こころもこころで、『やめてね~』と加賀美に軽く注意しただけ。視聴者から《怒らんし動揺すら薄いのおかしいやろ》と呆れ声があがっています」(同・記者)

『おっさんずラブ』では許されたが…

こうした演出は、『おっさんずラブ』チームの悪いクセだとも…。

「『おっさんずラブ』は放送が深夜帯だったので、ハチャメチャな展開がウケました。しかし『unknown』が放送されているのはプライム帯。ところどころ外すのはいいですが、何から何までこんな感じじゃ、締まりがないだけのドラマになる。

実際、人が殺されるレベルのサスペンスを展開しているのに、イマイチ緊張感がない。要所要所で王道的な展開を入れなければ、ただの痛い悪ノリドラマで終わるでしょう」(同)

深夜ノリが通用するのは深夜ドラマだけだ。

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