加藤純一の日本ダービー配信が物議! VTuberの“神対応”と比較されてしまう

加藤純一の日本ダービー配信が物議! VTuberの“神対応”と比較されてしまう

加藤純一の日本ダービー配信が物議! VTuberの“神対応”と比較されてしまう (C)PIXTA

ゲーム配信界隈のトップランナーでありながら、何かと物議を醸している人気ストリーマーの加藤純一。5月28日に開催された競馬の第90回日本ダービー(GI)の観戦配信を同日に行ったが、新たな炎上の火種となってしまったようだ。

暴走したコメント欄と加藤純一が口論

この日の配信で、加藤は2番人気だった競走馬・スキルヴィングの複勝に100万円を投入。そして視聴者たちと共にレースの行方を見守ったのだが、結果としてはスキルヴィングは17位で終了し、思わず茫然自失する…というくだりを繰り広げた。

しかしその後、日本中央競馬会(JRA)はスキルヴィングが急性心不全で死亡したと発表。加藤はそのことに触れようとしなかったが、配信には《なんでスキルヴィングのことに触れないの?》といったコメントがいくつも流れていく。

すると加藤は堪忍袋の緒が切れたようで、「スキルヴィングが死んだのに触れないとか言ってる奴、それお前らが馬鹿だから触れてるだけで…馬が亡くなっちゃって何をしゃべるの。すげー馬鹿しかいないんだな」とまくし立てた。

あくまで一部の視聴者を注意するための発言であり、エンタメにならない話題にあえて触れようとしないのも普段の芸風通り。しかし競走馬を悼む態度を求める人々からは、反発の声が上がってしまった。

人気VTuberとの差が浮き彫りに…

「加藤はもともと、露悪的な発言で人気を博してきた配信者。わざとらしくスキルヴィングに触れていれば、むしろその方が違和感があったのではないでしょうか。

とはいえ、最近の配信界隈はイメージの浄化が進んでいます。今回の日本ダービーに関しても、『ホロライブ』の人気VTuber・鷹嶺ルイが競馬ファンに配慮した発言を行い、直後に予定していた競馬ゲームの配信をキャンセルしたことで絶賛されていました」(ゲームメディア編集者)

加藤は今年4月、『Apex Legends』の国際チャリティ大会への出場が直前でキャンセルされるという出来事があった。

その理由は過去の差別発言にあると言われており、同じく5月に予定されていた『ストリートファイター6 ストリーマーエキシビションマッチ』への参加も取り消されていた。

「配信界隈の規模が大きくなったことで、企業案件もバブルを迎えていますが、そうなるとますますコンプラ配慮が求められるようになってきます。そこで、生身の配信者よりも、VTuberの需要が高まっているようです。

とくに『ホロライブ』や『にじさんじ』などの上場企業に所属するVTuberは、コンプラ研修が徹底されています。時に失言することもありますが、“コンプラを守らないことが面白い”という風潮すらあるアングラな配信者よりは、企業としても使いやすいのは間違いないでしょう」(同)

今年に入ってから、『ビックリマン』とコラボした『にじさんじマンチョコ』の発売や、剣持刀也と『日清焼そばU.F.O.』のコラボ、『カレーメシ』と『ぶいすぽっ!』のコラボなど、多数の企画が実現してきた。

芸能人と接触する機会も増えており、つい先日も“有野課長”こと『よゐこ』の有野晋哉が、『ゲームセンターCX』で「にじさんじ」の壱百満天原サロメとコラボしたことが話題を呼んだばかりだ。

少し前の配信界隈ではVTuberが「絵」と揶揄されていたが、今後は「人」が見下される時代が始まるかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Melpomene / PIXTA