永山瑛太　 （C）まいじつ　

連続ドラマ『あなたがしてくれなくても』（フジテレビ系）第10話が6月15日に放送され、永山瑛太演じる陽一が離婚届にサインするシーンに注目が集まった。

第10話では、みち（奈緒）が離婚を切り出すも、夫の陽一は受け入れられない様子だった。みちのことが好きなのに離婚する理由がわからないと疑問を吐露するが、みちからは「自分のことが好きなだけ」と一蹴されてしまう。

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後日、陽一とみちは、改めて顔を合わせる。陽一は「前に子供が欲しいかって聞いたでしょ？ あんときなんて答えてほしかった？ なにが答えだった？」と尋ねると、みちは「みちの子供が欲しいって、そう言ってほしかった」と回答。これに陽一は、どこか納得したように「俺にはその言葉言えない」と言い放ち、預かっていた離婚届にサインし始める。

みちが自宅を出ていく際、陽一は涙ながらに「俺と結婚しなきゃ良かったな。無駄な時間を過ごさせてごめん」と謝ると、みちの目にも涙が。陽一は「『そんなことないよ』って言わないの？」と聞くも、みちは否定せず、そのまま家を出ていった。

瑛太の神演技を視聴者が絶賛！

「陽一はいつも言葉足らずで、まるで子供がそのまま大人になったかのような考え。作中に登場する2組の夫婦の中で、ぶっちぎりに好感度が低かった。ですが、今回の離婚シーンでは、瑛太さんの名演技のおかげで、その未熟さが名残惜しいと感じてしまうほどに。最後の最後にみちの意思を尊重したいと願い、その決心が揺らがないように荒々しくひと思いにサインをする姿は、『いいから早く離婚してあげて！』と騒いでいた視聴者たちの涙を誘いました」（芸能ライター）

今回の演技を機に《瑛太ダントツで演技うめえ》《瑛太の演技がまじでえぐすぎて泣いた》など、改めて瑛太の演技力を見直す人が増えている。

「プライベートでのヤンチャ報道などもあって、好感度はあまり高くはありませんが、やっぱり実力は本物。『それでも、生きてゆく』、『最高の離婚』（ともにフジテレビ系）のように、ザ・人間ドラマを上手に演じられる一方で、『リコカツ』（TBS系）や映画『ミックス。』など、ライトなコメディーもできる。

業界では〝難しい役は取り敢えず瑛太に任せておけ〟という風潮すらあります。現在公開中の映画『怪物』で安藤サクラと共演している瑛太ですが、女性では安藤、男性では瑛太が演技力でぶっちぎっていますね。どれだけ売れても地上波ドラマにコンスタントに出演しては王道勝負を続けており、意識高い系のタレントに成り下がっていないところもポイントです」（前出のライター）

主演は奈緒だが、瑛太あってこそのドラマだろう。