『あなして』最終回で評価一転!? 微妙エンドは間延びが原因か

奈緒 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

連続ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)が、6月22日に通常編の最終回を迎えた。結局、主要キャストの2夫妻が元サヤに戻って終了。特別編の放送も決まったが疑問の声もある。

吉野陽一(永山瑛太)・みち(奈緒)夫妻、新名誠(岩田剛典)・楓(田中みな実)夫妻は、最終回前にそれぞれ離婚が成立。みちと誠はW不倫関係にあり、誠は離婚直後、みちに告白したものの失敗。ただ誠はみちに対する思いを消し去れない様子だった。

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最終回で、陽一が店長を務めるカフェに4人が集合。誠はみちに再び告白した。

しかし、誠は「戦友」と呼び合っていたみちにフラれて失恋。帰り道、楓は誠に「私が戦友になってあげようか」と告げ、誠はうなずき、2人は絆を深める形となった。

その一方、陽一とみちは買い物終わりの上り道を仲睦まじげに歩き、はずみでキスを交わしていた。どうやら陽一・みち夫妻は完全にヨリを戻したようだ。

『あなして』最終回で一転酷評の嵐

「視聴率こそ4〜5%台で推移したものの、放送の度にSNSを賑わせていました。ただ全11話を振り返ってみると、全体的に間延びした印象。予兆はあったが、10話の最後から2組が仲直りする展開が示唆されていた」(ドラマライター)

次週30日には特別編として、陽一・みち夫妻が離婚してからの数カ月を描くようだ。華(武田玲奈)が、みちに男性(野間口徹)を紹介。男性が「(離婚は)時間を無駄にするだけ」と口にし、みちが反論する特別編の予告が流れた。

「このシーンを10話に盛り込むなりして、最終回で急展開の末に2組がヨリを戻す展開なら、まだ視聴者のウケは違ったのでは。TVer登録者数が今期ドラマで一番なほど、ネット評価や若年層評価が高かっただけに、終盤はもったいない展開だったとも言えます」(前出・同)

とはいえ、今期ドラマはフジテレビが他局を大きく突き放すほど高評価だった。次週の特別編にも期待だ。

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