『あなたがしてくれなくても』“不倫ループ”は続く? 復縁エンドにモヤモヤ…

奈緒 

奈緒 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ

6月22日、俳優・奈緒が主演を務めるドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)の最終話が放送された。

夫婦関係の核心を突くセリフの数々や、細かいキャラクター描写が好評を博した同ドラマだが、最終話にして世間の評価は一変。視聴者から〝ある描写〟が足りなかったとの指摘が相次いでいる。

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「あなたがしてくれなくても」は、セックスレスの夫婦にフォーカスした恋愛ドラマ。平凡なOL・吉野みち(奈緒)と夫・陽一(永山瑛太)、そしてみちの上司・新名誠(岩田剛典)と妻・楓(田中みな実)の2組の夫婦が、セックスレスを経て〝答え〟を出す。

最終話では、2組の夫婦が別れ、それぞれの道を歩んでいる場面が描かれた。資格取得のために勉強に励むみちは、誠のフォローによって元夫・陽一と再会を果たす。

その後、ヨリを戻した陽一とみちは、ラストシーンで坂道をのぼりながら、買い物袋を手にジャンケンしたり、おんぶを試みたりと、やりたい放題の〝イチャイチャ〟を発揮。

視聴者を置いてけぼりにしたエンディングとなった。

ラストシーンに“描写不足”の指摘

「不倫をされた妻、通称〝サレ妻〟目線で進行した同ドラマ。結果として、楓以外の主要キャラ3人が別の異性に惹かれてしまい、2組の夫婦はバラバラになってしまいました。

その中で、視聴者から特に推されたのが、みちと誠のカップリング。既婚者同士でありながら強く惹かれあっていた2人には、不倫にもかかわらず応援が多く寄せられました。

とはいえ、この2人を上手くいかせてしまうと〝不倫〟を肯定したことになりますからね。『サレ妻でも夫婦関係を再構築できる』という希望を示すため、みちと陽一がヨリを戻すエンディングにしたのかも」(ドラマライター)

ただ、誰もが納得できるエンディングとはいかなかったようで…。

「エンディングの坂道のシーンが描写不足でしたね。例えば数年後の未来として、妊娠した様子や子どもとの家族団らんが描かれればよかった。

しかし、第9話で陽一が『子どもは欲しくない』と言ったことでみちと争うシーンがありました。この意思が変わらなければ、永遠にみちの『陽一の子どもが欲しい』という願望は叶えられないまま。

ヨリを戻した直後はイチャイチャしていたとしても、いずれまた同じことを繰り返す、つまり〝不倫ループ〟に陥るのではないでしょうか…」(同ライター)

あまりにも都合のいい復縁エンドとなった同ドラマ。6月29日には、本編で描かれなかった空白の数カ月が放送されるようだが、視聴者のモヤモヤを解消できる内容になっているのだろうか。

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