レッツゴー陰陽師以下? シャニマス『Song for Prism』動かないライブに高まる不安

レッツゴー陰陽師以下? シャニマス『Song for Prism』動かないライブに高まる不安

レッツゴー陰陽師以下? シャニマス『Song for Prism』動かないライブに高まる不安 (C)PIXTA

現在開発中の新作スマートフォン向けゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』に、不安が高まっている。

6月26日に公開されたMVは、業界最先端を行く『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』(プロセカ)などと比べると、見劣りしていると言わざるを得ないクオリティだった。

「レッツゴー陰陽師」レベルの3DCG

「Song for Prism」は、2018年からリリースされている『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(シャニマス)の新作となるタイトル。これまではアイドルの育成に重きを置いたゲームだったが、新たにリズムゲームの要素が導入され、3Dモデルで歌って踊るアイドルたちの姿を楽しめるようだ。

同作については、すでにさまざまな情報が解禁されており、ゲーム内ユニット『アンティーカ』と『イルミネーションスターズ』のMVも到着。映像のなかでは、アイドルたちの華やかなライブシーンが描かれている。

しかしダンスのモーションなどに対して、「動きが乏しい」と感じたファンも多いようだ。「プロセカ」どころか、かつて『ニコニコ動画』で大流行したネタ動画「レッツゴー! 陰陽師」と比較されている。

「いわゆるCS向けゲームとして発売された『アイドルマスター スターリットシーズン』のダンスシーンが最高クラスの品質だったこともあり、ハードルが上がっていたのかもしれません。

もちろん今作はスマホ向けゲームなので負荷を抑えなければならなかったり、実際のライブで声優が踊ることを想定していたりと、さまざまな事情があるのでしょう。

とはいえ、同じスマホ畑でもライブ映像が高く評価されているタイトルはいくつもあるので、『なぜ同じことができないのか』とファンが憤る気持ちもよく分かります」(ゲームライター)

ソシャゲ業界を支えるモーションキャプチャー

最近では「プロセカ」や『ウマ娘 プリティーダービー』のように、スマホ向けゲームでも高品質なライブシーンが当たり前になってきた。そんな世の中で問われるのは、“モーションキャプチャーの質”なのかもしれない。

「ここ最近の業界では、モーションキャプチャー専門のクリエイター集団として『株式会社ソリッド・キューブ』が注目を浴びていますね。『プロセカ』の3DMVや『ウマ娘』のウイニングライブなど、彼らが携わったライブシーンはいずれも高く評価されています」(同)

質が高いライブシーンの重要性は、「ウマ娘」の成功を見れば一目瞭然。「プロセカ」も圧倒的な人気を誇っており、デジタルコンテンツのデータなどを扱う『Sensor Tower』の発表によると、全世界で8,800万ドル以上もの収益をあげている。

ただでさえ「Song for Prism」は「ウマ娘」や「プロセカ」の後発作品となるので、ユーザーの目は厳しいものになるだろう。製品版では前評判を覆すようなクオリティになっていることに期待したいが…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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