五条悟が最強じゃなくなる?『呪術廻戦』227話で六眼を失うフラグが濃厚に

五条悟が最強じゃなくなる?『呪術廻戦』227話で六眼を失うフラグが濃厚に

『呪術廻戦』22巻(芥見下々/集英社)

『呪術廻戦』の人気キャラクター・五条悟について、以前から「六眼を失う」という展開が予想されていた。7月3日に発売された『週刊少年ジャンプ』16号掲載の第227話「人外魔境新宿決戦(5)」では、この説を裏付けるような描写が登場し、読者たちを騒然とさせている。

※『呪術廻戦』最新話の内容に触れています

現在、五条は“呪いの王”宿儺との直接対決に臨んでおり、新宿のビル群をなぎ倒しながらお互いの実力を競い合っている。

2人の戦いは「領域展開」のぶつけ合いに突入し、一度は五条が敗北しかけるのだが、驚くべき反転術式の使い方によって形成を逆転。五条は焼き切れた術式を反転術式で回復するという、常識ではありえない神業を披露した。

その光景は、戦いを見守る呪術高専の面々にとっても衝撃的だったようだ。とくに乙骨憂太は同じ反転術式の使い手として、五条の戦い方がいかに常軌を逸しているのか力説。そして口には出さなかったが、胸の内では五条が何か「とんでもない無茶」をしているのではないかと心配し始める…。

五条は焼き切れた術式を無理やり回復させることで、宿儺と互角の戦いを繰り広げている状況だ。しかし乙骨の反応からすると、この戦い方は万能ではなく、何らかの代償が必要になっているのかもしれない。

そこで今後の展開のカギになってきそうなのが、五条の「目」についての伏線だ。

オープニング映像に数々の伏線

最初に五条の目について意味深な描写があったのは、TVアニメ『呪術廻戦』の第2クール目「京都姉妹校交流会編」で流れたオープニング映像だった。

この映像は、“片目の猫”がカメラの方を向く場面からスタート。中盤では五条の顔が間近に映し出された際、光の筋が左目だけを覆うカットがあった。ここで楽曲の「もう戻らない」という歌詞が重なっていたこともあり、五条の片目に致命的な異変が起きることを示唆しているようにも見える。

実際に同オープニングは、後の展開を仄めかす描写に満ちており、七海建人や羂索についても同様のカットが挟まれていた。あながち強引な解釈とは言えないだろう。

さらに、現在開発中のスマートフォンゲーム『呪術廻戦 ファントムパレード』のオープニングムービーにも、布石らしきものがあった。五条の顔が映っている画面に亀裂が入り、左目の部分だけをヒビが横切っていたのだ。

しかもこのカットでは、「この身が焼けても守るものを知って」というフレーズが流れている。まるで守るべきもののために宿儺と戦う、今の五条を予言するような歌詞ではないだろうか。

なお本編の最新話では、宿儺の術式を浴びた後、五条の片目が潰れたかのように描かれているコマがあった。ただ傷を受けただけなら反転術式で治せるだろうが、乙骨が言うように、事態はもっと深刻な局面を迎えている可能性が高い。もしかすると五条は焼き切れた術式を治癒するため、何らかの形で片目を代償として捧げているのかもしれない。

不吉なフラグは一体どのように回収されるのだろうか。最強同士の対決から目を離せない。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ