ソフトバンクが4連敗! 藤本博史監督の“勇気のなさ”が失速の原因か…

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ソフトバンクは10日の西武戦に臨んだが、2−1で敗れた。

〝鷹の災典〟ともやゆされる恒例行事「鷹の祭典」で、選手たちは限定ユニフォームを着て臨んだが、これで4連敗。失速の原因は藤本博史監督の采配にありそうだ。

10日の試合では1-2とリードされた9回裏に一死一、三塁のチャンスを迎えた。

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ここで牧原大成内野手が、初球スクイズを狙ったがファール。カウント1-1からもバントの構えを見せたが、牧原内野手はバットを引いてボールに。

ここから2球ファールが続き、2-2からの6球目をとらえたが、ボールは遊撃・源田壮亮内野手の正面。遊直に倒れた。

後続のデスパイネ内野手も二直に終わり、ソフトバンクは惜敗した。藤本博史監督は試合後、「いい当たりが正面ばかり…」とコメントしている。

だが、運の悪さばかりを嘆いても仕方がない。藤本監督は自らの戦術をいま一度振り返るべきだったのではないだろうか。

牧原大成の「セーフティースクイズ」に疑問

指揮官が指示していたのか、打者に任せていたのかは定かでないが、牧原内野手が1球目に見せたスクイズの構えはセーフティースクイズ気味だった。

西武の内野陣は中間守備で、スクイズをそこまで警戒していたわけではない。三塁ランナーは代走の谷川原健太捕手だった。

打者自身も生きようと素早くバントの構えを見せたが、三塁ランナーを走らせて打者は犠牲となるような、きっちりとしたバントをなぜ選択させなかったのか。

セーフティースクイズではなくしっかり転がすことができれば十分に同点に追い付けるシチュエーション。それだけに、藤本監督が思い切りの良い指示ができなかったのか疑問が残るところだ。

「そこまでソフトバンクは隅田知一郎、森脇亮介の西武2投手の前にわずか4安打。牧原内野手も3打数無安打で9回を迎えていました。

もともと3連敗中でしたし、打線は前日も5安打と湿りがち。ここで藤本監督には大胆な采配を期待したかった」(野球ライター)

ソフトバンクはオリックス、千葉ロッテとし烈な首位争いを展開しているが、藤本監督の勇気がなければ今後引き離されてしまいそうだ。

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