ソフトバンク弱体化の理由は? “80億円”補強でも勝てない不甲斐なさ

Andrey Yurlov

Andrey Yurlov/ Shutterstock

2017年から20年まで4年連続日本一に輝き、黄金時代を創り上げた福岡ソフトバンクホークスが、弱体化したとファンを悲しませている。

「チームの順位は、6月11日時点で3位とAクラス。しかし、消化した試合数が少ないことから勝率が高くなっているだけであり、勝利数は4位の日本ハムと2勝しか変わりません」(週刊誌記者)

【関連】今年の助っ人外国人選手“当たり・ハズレ”は誰? 大当たりは西武ライオンズの… ほか

また、今シーズンの補強を考えても、ソフトバンクが3位に位置するのは情けないと言えよう。

「今シーズンのソフトバンクは、昨年5位だった千葉ロッテマリーンズからオスナ投手を、最下位の日本ハムから近藤健介選手を獲得。しかし、日本ハムとは勝利数の差はわずか2、ロッテにいたっては首位を許しています」(同・記者)

6月9日から11日かけて行われた巨人との交流戦も、現状の情けなさを象徴する結果となった。

80億円規模の補強でAクラス維持がやっとの惨状

ソフトバンクは同カード初戦こそ勝利するも、以降は連敗して、まさかの負け越し。2019-20年と日本シリーズで2年連続スイープを決めるなど、お得意としていた巨人から2018年以来となる交流戦負け越しを喫している。

「巨人はチーム防御率12球団ワーストと投手陣の不調に喘いでおり、特に〝魔の8回〟と言われるほどリリーフが脆弱。その最弱リリーフ陣に抑え込まれて連敗を喫したのですから、ソフトバンクの打撃も大概と言えるでしょう。特に、3戦目先発の菅野智之投手はケガからの復帰で今季初登板でしたから、実績豊富なベテランとはいえ、攻略できないのは不甲斐ないことこの上ない」(同)

ネット上でも、チームの弱体化に対する指摘は止まない。《80億の補強したのに去年より順位落ちてるのめちゃくちゃヤバい》《巨人に負け越しはヤバイよな 弱くなりすぎ》《東京ドームより狭いのにパリーグ5位のチームホームラン数って》《外様増えてきたし高齢化してきたし投手育たない》など、その原因や現状に様々な批判や揶揄がある。

親会社のソフトバンクグループも、昨年度の最終損益は9701億円の赤字と不調続き。なにか1つくらいいいところはないものか。

【あわせて読みたい】