『FF16』がゲーム配信者の足かせに? 大人気VTuberや加藤純一の同接が激減

『FF16』がゲーム配信者の足かせに? 大人気VTuberや加藤純一の同接が激減

『FF16』がゲーム配信者の足かせに? 大人気VTuberや加藤純一の同接が激減 (C)PIXTA

今年最大のAAAタイトルとして発売された、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXVI』(FF16)。はやくも多くのストリーマーやVTuberたちが実況プレイを行っているが、なぜか同時接続者数が激減する事態となっている。

人気VTuberたちの配信に異変

YouTube登録者数170万人越えの人気VTuber、『にじさんじ』の壱百満天原サロメは、6月24日から「FF16」の実況をスタート。初回の最高同接は9,351人を記録していたが、7回目の配信では5,375人ほどまで下がっていた。

なお同時期に配信した『【無殺縛り】トラウマ克服ピクミン4!!殺したら終了ですわ【ピクミン4】』では、同接1万人を超えており、普段のアベレージと比べても「FF16」の視聴者数は少ない印象だ。

また『ホロライブ』の白上フブキも「FF16」の配信に積極的だが、同じような現象が起きている。

直近の同接で比べると、4回目の「FF16」配信が7,367人なのに対して、『ストリートファイター6』は16,024人、『夜間警備/Night Security』は21,906人、『Only Up!』は15,820人といった違いがあった。

「そもそもRPGは他のゲームと比べてネタバレを避けようとする人が多いので、実況の視聴者が少なくなる傾向にあります。その上、『FF16』は現在PS5でしかプレイできないため、PC版のリリースを待っている人が多く、実況の数字が伸びにくいのでしょう」(配信アナライザー)

“ストリーマーの王”ですら伸びない現状

『FF16』の配信が伸びにくい環境にあるとはいえ、あまりにもその影響が大きすぎる印象もあるようだ。

「単純に配信映えしない、ゲームとしての期待度が高くないということも、背景にあるのかもしれません。平凡なVTuberやストリーマーならまだしも、ゲーム実況でトップの数字を誇る加藤純一ですら、『FF16』の同接は低空飛行でした」(同)

加藤は7月6日、Twitch上で「FF16」の実況シリーズの最終回を配信したが、その数字は最高で約2.1万人。圧倒的な同接の高さで知られる加藤にしては、控えめな数字と言えるだろう。

ちなみに、その数週間前にYouTubeで行った『only up!』配信の最終回は、同接7.4万で大きな盛り上がりを見せていた。

「FF16」を手掛けた吉田直樹プロデューサーは、同作の売り方について口コミや配信に頼る方針であることを語っている。今のところ雲行きが怪しいように見えてしまうが、この先一大ムーブメントを巻き起こすことはできるのだろうか。

文=「まいじつエンタ」編集部

【画像】

Koldunova / PIXTA