日曜劇場『VIVANT』視聴率一桁ピンチ! 裏番組が強すぎて大爆死の予感

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

俳優の堺雅人が主演を務める話題作、日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』(TBS系)が7月16日にスタートした。〝1億円の予算〟を使ったとされるTBS渾身の1話だったが、思うような結果が出ず、暗雲が立ち込めている。しかもこの先、さらに大ピンチとなるようだ。

主演の堺をはじめ、阿部寛や二階堂ふみ、役所広司といった豪華な顔ぶれを揃え、初回108分スペシャルでスタート。近年の日本テレビドラマとしては異例の、約2か月半に及ぶ海外ロケ(モンゴル)シーンが多かった初回は、見ごたえがあり、確かにすさまじいものであった。

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「視聴者からは〝今期ドラマナンバーワン〟の呼び声も高く、オンエア中から『#VIVANT』がツイッターの世界トレンド1位に輝くほどの大反響を呼んだ。しかし、初回の平均世帯視聴率は11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは放送中の民放夏ドラマで首位の数字だが、前期の日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』初回は14.7%。『VIVANT』は余裕で15%超え、20%超えすら期待されていた」(芸能ライター)

さらに今後の放送で、さらに数字が落ち込みそうだという。

水泳、バスケ、ラグビーの国際大会

「現在開催されている『世界水泳2023in福岡』の放送が裏でドンピシャに被っているんです。第2話放送の7月23日は競泳の初日、翌週30日は競泳の最終日。しかも23日は、白血病を乗り越えて2017年以来、6年ぶり出場を果たす池江璃花子選手が出場する。勇姿をリアルタイムで見ないわけにはいかず、国民の関心は完全にこちらへ向き、視聴率は落ちるでしょう」(週刊誌記者)

『VIVANT』を苦しめるのは競泳だけではない。

「第7話放送予定の8月27日には、バスケットボールのワールドカップ『2023 FIBA Basketball World Cup』が、第9話放送予定の9月10日には『ラグビーワールドカップ2023』で日本がチリを相手に初戦に挑むなど、スポーツの祭典が目白押し。『VIVANT』に勝ち目はなく、1ケタ視聴率を記録する可能性も十分」(同・記者)

今作は、『半沢直樹』『下町ロケット』シリーズで知られる福澤克雄監督が、原作を初考案したオリジナルドラマ。堺や阿部など、これまで日曜劇場の主人公を演じてきた役者に加え、スタッフも勢ぞろいさせる一方で、作家の池井戸潤氏だけ〝仲間はずれ〟状態だ。

「久しく池井戸氏頼りだった福澤監督が、本人たちだけで結果を残せるかという正念場でもある。スポーツの生中継と丸被りして、必要以上に視聴率が下がるのは身を切られるように痛い」(前出のライター)

なんとか放送を秋にできなかったものか…。

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