『るろうに剣心』新アニメに異常事態! 薫殿まさかの“神改変”「こんなに可愛かった?」

『るろうに剣心』新アニメに異常事態! 薫殿まさかの“神改変”「こんなに可愛かった?」

『るろうに剣心』新アニメに異常事態! 薫殿まさかの“神改変”「こんなに可愛かった?」 (C)PIXTA

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の神谷薫はメインヒロインでありながら、あまり人気がなかったことで有名だった。しかし今年7月から放送が始まった新アニメでは、彼女の魅力が爆発しており、《こんなに可愛かった?》と困惑する古参ファンが相次いでいる。

令和のアニメヒロインに進化した薫殿

新アニメ「るろうに剣心」は現在、第5話までの放送が終了。人斬り抜刀斎と恐れられた幕末の志士・緋村剣心が、神谷道場の師範代・神谷薫と出会い、さまざまな人の縁が生まれていくところが描かれてきた。

ストーリーの大筋は原作通りであるものの、1990年代に放送された旧アニメ版からスタッフやキャストが一新され、現代的なアニメへと変貌を遂げている。なかでも注目を集めているのが、薫のキャラクター描写だ。

キャラクターデザインが現代的になっているうえ、声優の担当も旧アニメ版の藤谷美紀から高橋李依へと変更。高橋といえば、現在『【推しの子】』のアイ役で大ブレイクしている人気声優だ。

藤谷の声に寄せつつも、フレッシュな魅力あふれる演技によって、現代のアニメファンたちを魅了している。

SNSなどでは、《めっちゃ今時のアニメの顔になっててかわいい》《声がやけにかわいいんだけど》《薫殿のビジュと声だけで視聴継続してる》といった反応が多数。

その一方で、《薫殿が暴力女じゃなくなってるのがとても良い》と評価する声も多い。

原作の暴力ヒロイン要素がなかったことに

「『るろうに剣心』の原作が連載された1990年代は、ツンデレヒロインや何かと主人公に手をあげる暴力ヒロインが人気を博していた時代でした。そうした流行を反映した結果か、原作の第1話ではギャグシーンではあるものの、薫が知り合ったばかりの剣心に暴力をふるうシーンが二度も描かれています。

続く第2話でも、冒頭から拳で剣心をタンコブだらけにしており、気が強いヒロイン像だったことは間違いありません。現代のアニメファンは暴力ヒロインを毛嫌いする傾向があるため、そのままアニメ化すれば炎上必至でしょう」(アニメライター)

そこで新アニメでは薫の描写が大きく変わっており、剣心と出会った直後の暴力シーンがすべてカットされている。セリフはほとんど変わっていないものの、薫は一切手を出しておらず、口調もどこかやわらかくなっている印象だ。

アニメ第4話でも、弥彦を殴ってこらしめるシーンが、デコピンへと変えられており、原作よりもおしとやかな人柄に描かれている。そうした脱・暴力ヒロインの方針によって、薫のファンが急増しているのだろう。

「そもそも原作の薫はそこまで人気がなかったんです。しかし、新アニメでは正真正銘の人気ヒロイン扱いを受けつつあります。京都編からは新たなヒロインとして巻町操が登場する予定なので、さらに盛り上がるかもしれません」(同)

作品全体としては評価が分かれている新アニメだが、ヒロインをめぐる描写は大好評である。このままの路線で視聴者たちの手のひら返しを狙ってほしい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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