堺雅人と二階堂ふみは兄妹!?『VIVANT』スター・ウォーズ展開で謎が解ける

堺 雅人 

堺 雅人 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ

8月13日に放送された日曜劇場『VIVANT』(TBS系)第5話が、世帯視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で番組最高を記録した。

第5話では謎の人物として一瞬だけ登場していた役所広司演じる男性の正体が、ついに判明。その展開から『スター・ウォーズ』を連想する人も多い。

前回の放送で、乃木憂介(堺雅人)が、非政府組織の特殊部隊「別班」であることがわかった。国際テロ組織「テント」のモニターである山本巧(迫田孝也)を排除した乃木は、再びバルカ共和国を訪れ、テントに関与するGLF社のアリ(山中崇)に尋問する。

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一方、山本の死に疑問を抱いた公安・野崎(阿部寛)は乃木の生い立ちを調べる。すると乃木は、別班に入隊できるレベルの身体能力と頭脳を持っていることが判明。野崎は乃木への疑いをますます深め、島根県・出雲にある乃木の生家を訪問。その家紋がテントのマークと同じことを確認した。

そんな中、乃木はアリの情報により、テントの創始者である人物を突き止める。それは、乃木が3歳のときに亡くなったと思われていた父親、現在の名前でノゴーン・ベキ(役所)だった。

「最愛の父親が、実は敵対組織のボスだった…という展開は、まるで世界的SF作品『スター・ウォーズ』のようです。当てはめるなら、帝国軍=テント、反乱軍=公安、ジェダイ=別班という構図でしょうか」(芸能ライター)

主人公のルーク・スカイウォーカーはもちろん乃木、その父ダース・ベイダーはベキだ。

また、ハンソロは野崎、チューバッカはマスコット的かつ有能な野崎の相棒・ドラム(富栄ドラム)だとも捉えられる。

レイア姫を担当している二階堂ふみ

「衣装に関しても、ベキの息子と思われる男性(二宮和也)やドラムの服装がジェダイのような道着風で、ベキだけは真っ黒。ダース・ベイダーのオマージュと見ていいでしょう」(同・ライター)

同作は、TBS系の『半沢直樹』『下町ロケット』をはじめ、数々の大ヒットドラマを手掛けてきた福澤克雄氏が原作・演出を担当している。

福澤氏は『VIVANT』放送前のインタビューで、《僕は映画「スター・ウォーズ」シリーズの大ファンなのですが、やっぱり物語は主人公が〝冒険〟をしていないと面白くない、作品を見て夢中になれないと思うんです》と、スター・ウォーズのファンであることを明かしていた。

これも『VIVANT』のストーリー同様に、巧妙な〝伏線〟だったのかもしれない。

さらに、スター・ウォーズ要素はまだまだある。

「野崎が乃木の生家を訪れた際、家主が〝乃木家に伝わる家紋入りの短剣〟の存在を明かしました。スター・ウォーズでいうなら、これはライトセーバー。物語終盤、乃木とノゴーン・ベキが短剣でバトルする展開も十分に考えられます」(同)

となると、最後はヒロイン・レイア姫。二階堂ふみ演じる医師・薫がレイア姫と考えると、腑に落ちる点がいくつかある。

「まだ明かされていない薫の生い立ちですが、実は幼い頃に離れ離れになった乃木の妹なのではないかと。乃木は薫に好意を抱いているようで、何度もそんな描写がある。視聴者からは『VIVANTに恋愛要素はいらん!』と大ブーイングですが、ルークとレイア姫をオマージュしているなら、この不自然な展開も納得。乃木の幼い頃の回想シーンで登場した小さな女の子と、薫の行動のクセが似ているのも、兄妹である伏線なのでは?」(同)

あのスター・ウォーズを大々的に模すとは…。どうりで面白いわけである。

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